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四月

先生

来週の水曜日、一年生は
“東京社会見学”として
班別行動になります。

先生

各班、目的地と移動手段
行動計画を今週中に提出してください

新学期のざわめきが落ち着き始めた頃 葉月たち1年生は

都内見学という名目で“班別行動”を 行うことになった

学年でも進学校と名高い明稜学園 だけに、この行事も"自主性"と "プレゼン力"が問われる。

下田葉月

えぇっ!?

下田葉月

テレビ局に行くことに
なったぁ?!

桐谷リコ

ふふつ、マネージャーの
力を使って承諾を貰ったんだよね♡

同じ班の人

すっご!!

同じ班の人2

よっ!流石
現役有名モデル!!

桐谷リコ

ふふん♪

桐谷リコ

もっと褒めてくれても
いいんだからね!

ピンクの一本三つ編みを揺らしながら 瑠璃は得意げに笑う。

下田葉月

けど、テレビ局って
働いてる人忙しそうだし

下田葉月

勉強、、、
聞く時間とかあるの?

桐谷リコ

大丈夫大丈夫。
私がいるし!

桐谷リコ

テレビ局は
“社会勉強”になるでしょ?

見学当日: 東京某所のテレビ局

葉月たちの班は、瑠璃のコネで 某キー局の許可を得て 特別なルートで見学できることに

案内係は若手のAD・美咲さん まだ20代前半らしいが てきぱきと案内をこなしていく

班一同

お忙しい中
今日はよろしくお願いします

桐谷リコ

ミキたんはね
最近入ってきた子なんだけど
めっちゃ真面目なんだよ〜

同じ班の人2

(ミキたん?)

同じ班の人

(ミキたん、、、)

下田葉月

(あ〜…また人に変な
あだ名つけてるんだ…)

桐谷リコ

それにほぼ同い年だから
話も合うし

美咲

えへへ、、、、
私もまだ至らないところが
あると思いますが

美咲

こちらも、本日は
よろしくお願いします。

美咲

こちらが副調整室ですね。
ここで映像と音声をミックスして
放送に送り出します

無数のモニターと操作パネル 響く無線の声。

同じ班の人

わぁ……

下田葉月

これ全部
今の番組のですか?

美咲

はい。リアルタイムで
各カメラを切り替えてるんですよ

一同が感嘆の声をあげる中 葉月はどんどん興味を惹かれていった

スタジオ裏、照明室、衣装部屋 編集ルーム──

煌びやかな照明 ガラス越しに見えるスタジオ

ADが走り回り、タレントが笑い カメラが回っている。

……だが、見惚れすぎたのが いけなかった。

気づけば、まわりにいたはずの クラスメイトも、梨乃の姿も 見えなくなっていた。

下田葉月

(う、うそ
迷子になった?!)

下田葉月

うそ……え、どこ? 
まって、こっち……あれ……え?

焦りと混乱が交錯し、 次第に胸の鼓動が速くなる

下田葉月

とりあえず、瑠璃に
連絡を──

スマホを開こうとしたが 充電が切れていた。

下田葉月

なんで、こんな時に
充電切れしてんのよ!!

心細さが喉の奥を詰まらせ 涙がにじんだその時──

下田葉月

きゃっ!?

下田葉月

い、いたたっ…

バランスを崩してよろけた葉月に 差し出されたのは白く長い指。

大丈夫?

下田葉月

、、、、?

目の前にいたのは ──黒髪に整った顔立ち

──涼しげな瞳 ──完璧すぎるプロポーション

東透

見上げた先にいたのは 女子たちが騒いでいた 国民的アイドル・東 透だった。

優しく 完璧に“王子様”のような笑み。

東透

すみません。
よそ見をしていたもので

下田葉月

あ、こっちこそ、、
学校の見学できたんですけど

下田葉月

気づいたらアタシ一人になって
パニックになっちゃって、、

一瞬で顔が熱くなる葉月だったが 次の瞬間──

東透

はぁ、、、

その王子様が 深いため息をついた。

下田葉月

(ん?)

東透

……なんだ、ただのガキかよ
いい年して迷子なんてダッサ

下田葉月

は?

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