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信者たちは、 一斉に泣き出した。
信者
信者
信者
アオ
カラスバ
彼はそのまま、 少年を抱え直して、 出口に向かって歩き出す。
信者
信者
僕は、 振り返った。 御簾。 畳。 土下座する大人たち。 ……全部、 僕の“檻”。
アオ
誰に向けた言葉か、 自分でもわからなかった。 急に視界が暗くなった
カラスバ
カラスバ
神殿の外。 夕焼けのミアレシティ。 ホログラムの光。 クラクションの音。 ……眩しすぎて、 僕は目を細めた。
その瞬間。 ドン!! 屋根の上から、 黒い影が地面に叩きつけられる。 コンクリートがひび割れて、 砂埃が舞った。
ジプソ
ジュペッタ
カラスバ
そこにいたのは、 明らかに様子のおかしいポケモンだった。 目が赤く光ってる。 体の周りに、黒いノイズみたいなエフェクト。 ……ZAの街で問題になってる、 “暴走個体”。(←合ってるか知らない)
カラスバ
その瞬間。 神殿の奥から―― ドタドタドタ!! 信者たちが、 なだれ込むように外に出てきた。
信者
アオ
僕は、 反射的にカラスバの服を掴んだ。
信者
そのとき。 暴走ポケモンが、 低く唸った。 ガオオオッ……!!(?) 次の瞬間。 地面を蹴って、 こっちに突っ込んでくる。
ジプソ
サビ組の構成員たちが、 一斉に前に出る。
「行け!」 ボン! ボン! ボン!
何匹かのポケモンが飛び出すけど、 暴走ポケモンは止まらない。
アオ
ジュペッタ
人間には、 ポケモンの言葉はわからない。 でも、 僕には、はっきり届いた。
アオ
ジュペッタは、 僕を一瞬だけ振り返って、 それから、暴走ポケモンの前に立つ。 影が、地面に広がる。 ドン!! 黒い衝撃がぶつかって、 暴走ポケモンの動きが一瞬止まった。 (技の名前忘れちゃった☆)
ジプソ
カラスバ
信者たちが、 一斉に息を呑んだ。
信者
信者
……違う。 それは、 ジュペッタが、 僕を守りたかっただけ、守ってくれただけッッ!
アオ
アオ
でも。 信者たちは、 もう止まらない。
信者
信者
信者
信者
僕の胸が、 ぎゅっと潰れる。 暴走ポケモンは、 よろよろと立ち上がった。 赤い目が、 今度は―― 僕を見た。
アオ
カラスバ
ジプソ
カラスバ
下っ端
構成員たちが、 円陣みたいに前に出る。 でも。 僕は、 小さく首を振った。
アオ
カラスバ
信者
アオ
でも、 暴走ポケモンは、 もう、止まらない。 ドン!! 暴走ポケモンが、 もう一度、地面を蹴った。 赤い目。 歪んだエフェクト。 理性が完全に飛んでる顔。
カラスバ
でも。 僕は、 ジュペッタの前に、 そっと一歩出た。
カラスバ
暴走ポケモンは、 目の前まで来て―― ギリギリで、 急ブレーキみたいに止まった。 砂埃が、 僕の足元に舞う。
赤い目が、 ぎょろっと僕を見る。 僕は、 怖くて、 でも逃げなかった。
アオ
アオ
ジプソ
カラスバ
信者たちは、 息をするのも忘れて、 その光景を見ていた。 僕は、 一歩、近づいた。
アオ
暴走ポケモンの体が、 びくっと震えた。 その瞬間。 赤い光が、 ほんの少し、弱くなった。
ジュペッタ
信者
カラスバ
でも、 もう遅かった。 少年の指先が、 暴走ポケモンの額に、 ちょん、と触れた。
その瞬間。 ズワァ……(?) 黒いノイズみたいなエフェクトが、 音もなく、 ほどけるみたいに消えていった。
赤かった目が、 ゆっくり、元の色に戻る。 暴走ポケモンは、 その場に、へたり込んだ。 ……完全に、正気に戻ってた。
アオ
ジプソ
カラスバ
信者たちは、 一斉に泣き出した。
信者
信者
……違う。 それでも、 違う。 僕はただ、ポケモンに寄り添った、それだけッ
ジュペッタ