君はあの子が好き。
あの子は君が好き。
私は君が好き。
こんな思い届かないって
分かってるのに。
なんで
私に優しくするの?
いつもいつも目が合うの?
心配してくれるの?
話しかけてくれるの?
そんなことしたら
あの子が可哀想だよ。
朝
私
私
私
分かってるのに
このメッセージは君からじゃないって
分かってるのに…
このメッセージが君からだと いいなっていつも思う…
でも… 今日は違った
私
私
私はLINEをすぐ開く
君
君
私は内容の通り外を見た
そこには
君がいた
私
君
私
私
私
私
私はすぐ身支度を整えベランダにでる
私
君
君
君
君
私
私
君
君
私
私
君
ねぇ
どうして?
君はあの子が好きなはずなのに
私の胸が辛いよ…
あの子が見てたらどうするの?
あの子と一緒に登校すればいいのに…
私
私
君
私
私
君
歩きながら
私は
覚悟を決めた
今日
私
君
私
告白する
君
私
私
君
君の心の中
俺の好きな人は
お前だよ
お前は
俺があの子の事を好きって
勘違いしてるけど
俺はずっとお前の事が好きだから
だから
他の男の所に行くなよ
優しくするのは お前が好きだから
お前を見てるのは お前が好きだから
気づけよ…
君
君
私
私
私
私
私
君
君
私
私
君
私
君
私
私
君
私
まずいこと言っちゃったかな
私
君
君が赤く頬をそめたのは
気のせい?
私
君
私
君
私
私はそれを言い終えると
すぐ走って学校に行ってしまった
君
私
授業中
君がずっとうわの空だったのは
知ってる
私
私
私
予鈴がなり
私は屋上に向かった
さっき前まで青空だったのに
もう夕焼けだ
私
キィ
ドアが開いた
私
君
私
少しだけ沈黙が続いたあと
先に口を開いたのは
君だった
君
君
私
私
私
君
君
私が
君に惚れたのは
そういう優しさだよ
好きが溢れ出して
何を伝えていいのか分からない
普通の子だったら
ベタに好きですって伝えるんだろうな
私は…?
私
君
私
私
君
私
私
私
私
私
私
私
そのあとの空は
まるでドラマみたいに
とても綺麗な夕焼けで
君は私に優しく抱きついてくれて
「俺も。」って
私は
ずっと君が好き。
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