過度な栄養失調、運動不足、睡眠不足などが重なり、14歳の莉音の背は小さかった。
おまけにレイプされたせいで腹ん中がズタボロになり、時々激しい腹痛に襲われることもあった。
そして
梵堀 紅
分かる?
守有 莉音
ビクッ
梵堀 紅
そらそうなるわな
守有 莉音
分かるよ、紅と命でしょ?
守有 莉音
…ごめんなさい。
大原 命
謝んなくていいよ!
大原 命
ほんとに
大原 命
…辛かったよね。
大きな男が怖いらしい
梵堀 紅
(でも可愛いのは変わらないのか。)
梵堀 紅
…残酷だな。
燈寧 薺
コンコン)失礼します。
梵堀 紅
今入ってくんなよ。
燈寧 薺
急にごめんね。ぼんさんの声が聞こえたから、つい。
守有 莉音
あの、お友達の方ですか?
燈寧 薺
まあ、そんな感じかな。
守有 莉音
友達できたんだ。本当に良かった。
梵堀 紅
良くねーよ!お前がいなかったから、俺、おれぇ…
大原 命
俺にも友達できたんだ。
守有 莉音
上手くやっていけてるみたいで良かったよ。
守有 莉音
俺は…お先真っ暗だ。
燈寧 薺
がしっ
燈寧 薺
きみ、僕たちの高校においで!
燈寧 薺
そこでいっぱい友達作って、僕達とも仲良くやってくれたら嬉しいけど、
燈寧 薺
みんなを味方につけて、可愛いなんて言われないようになって、
燈寧 薺
…そこからもう一度考えてみたら?
なぜ死のうとしたと分かったのかは分からないけど、
少し、勇気を貰った
大原 命
あれからおんりーは「可愛い」という言葉が嫌いになった
大原 命
顔から血の気が引いて、冷や汗が出て、フラッシュバックしてしまうようになった。
玉城 雪
そんな…
玉城 雪
(なぜあの時「可愛い」なんで言ってしまったんだろう)
玉城 雪
ほんと、馬鹿やな僕
玉城 雪
クソっ
大原 命
俺だって普通の生活を送れるようにサポートしてるつもりだけど、
大原 命
おんりーが恋してくれれば話は早いんだけどな。
玉城 雪
こ⤴︎い⤴︎?
大原 命
イントネーションw
大原 命
まあ、好きな人が出来て自分磨きを初めて、
大原 命
それで自分の魅力を知ってくれたらいいんだけど。
玉城 雪
…
大原 命
質問。それが出来るかどうかを聞きたい。
玉城 雪
やってみせます。必ず。
大原 命
わかった。まずは…
守有 莉音
(今日音楽あるのか…。)
守有 莉音
(選択しなきゃ良かった。)
玉城 雪
おはよ!莉音くん!
守有 莉音
おはよう、雪くん。
玉城 雪
ねね、ずっと言おうと思っとったんやけどね、
玉城 雪
おんりーって呼んでもいい?
守有 莉音
うん、いいよ。
玉城 雪
じ、じゃあ、僕のこと、おらふくんって読んで欲しいんやけど…。
守有 莉音
わかった。
守有 莉音
(喋ってるこの声さえ苦痛だ。)
玉城 雪
今日音楽あるね。
玉城 雪
歌うのは好き?
守有 莉音
うーん、あんまり。
玉城 雪
そうなん!?
何度だって言うよ
玉城 雪
おんりーめっちゃ
君が
玉城 雪
素敵な声しとるよ?
“君の声”を好きになるまで。
ジ・エンド
主
最後までご覧頂き、本当にありがとうございます!
主
多分長いと自分が書くの飽きるから短くなった…。
主
変なところとかあったらビシバシ指摘してください!
主
次のお話頑張ります…。できるだけ。
主
それじゃ
主
(o・・o)/
主
(*・ω・)*_ _))ペコリン