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コメント
3件
もっと早くこの作品に出会いたかった…好きです…!
うっ…ぐっうっぅぅ…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(大きなため息) ありがとうございます
類くんのヤンデレ+ショタ冬弥の組み合わせ最高すぎます……ユセさん天才すぎます👏
類
ショタ冬弥
類
ショタ冬弥
類
ショタ冬弥
ユセ
ユセ
⚠️ヤンデレ類がショタ冬弥を監禁しています。 ⚠️優しい類はいません。ヤンデレ類ならいます。 ⚠️ショタ冬弥がヤンデレ類に精神的に追い詰められています。
⚠️ここの類は冬弥のことを『青柳くん』では無く『冬弥』と呼んでいます。 ⚠️類の一人称が僕では無く『ごく稀に俺』の方の俺になっています。 ⚠️話のタイトルだけ、類の一人称が僕です。
⚠️ショタ冬弥が可哀想。 ⚠️ショタ冬弥の一人称が『ぼく』 ⚠️ショタ冬弥の話してる言葉は平仮名と漢字が織り交ざってる。
⚠️ショタ冬弥が類のことを『さん』と呼んだり『せんぱい』と呼んだりしてます。 ⚠️ショタ冬弥の服装は類の“上着(彼シャツ)だけ”です。 それでも良いなら見てください。
ユセ
ユセ
ユセ
─ 類の監禁部屋 ─
そこには……青のツートンカラーの髪をした、1人の子供がいた。
少年の首には首輪が付けられている。
その首輪には鎖が付いており、
少年の首に付けられている首輪の鎖は……
そのまま、部屋の壁に繋がれている。
恐らく…彼がどれほど力を込めて、その鎖を外そうとしても、絶対に外せないだろう。
彼の首に付いてる首輪の鎖は…
窓や扉に届くか届かないか、という長さで調整されている。
だが、この部屋“だけ”なら何処へでも行ける長さになっているようだ。
少年の名前は……青柳冬弥。
冬弥は神山高校の1年生だが、
今の冬弥の姿は“高校生”では無く、
6歳の姿だ。
ショタ冬弥
冬弥が居る部屋……そこは冬弥の先輩で
恋人の神山高校の2年生、神代類の監禁部屋だった。
類の監禁部屋は、闇のように真っ暗だった……。
この闇のように真っ暗な類の部屋に……
冬弥は1人で居る。
肝心の類はフェニックスワンダーランドのワンダーステージで、
ショーの仲間である天馬司と鳳えむ、草薙寧々の3人と共に、
ショーの練習やリハーサルをやっているため、
この部屋は愚か、この家にすら居ない。
冬弥は閉鎖された空間にたった1人(独り)だ…。
ショタ冬弥
冬弥のシルバーグレーの瞳から、静かに涙が流れている。
ショタ冬弥
ショタ冬弥
声を抑えるのが耐えきれなくなったのか、
冬弥は少し嗚咽しながら泣いてしまった。
─ その頃ワンダーステージの舞台裏では ─
……っ…ぅ……せ…ん…ぱ……っ……ひっ…く……っ…!……
る…い……せ…ん…ぱ……ぅ……ひっ…く……る…い…せ…ん…ぱ……っ…!
幼い冬弥が、部屋で泣いている様子を……
イヤホンを差し込んであるスマホの画面で監視している人物がいた。
類
類
……青年の名前は…冬弥の先輩で恋人である神代類。
冬弥を部屋に閉じ込めた張本人だ。
類
類が冬弥に向けている愛は、歪んだ愛情だ。
冬弥を誰にも会わせたくない。
冬弥を誰にも触れさせたくない。
冬弥を誰にも見せたくない。
冬弥は俺だけのもの。
そういった愛情だ。
類のスマホ画面に冬弥の映像が何故、流れているのかというと……
類は…冬弥を監禁部屋に監禁した際に、
監禁部屋に監視カメラをしかけてあるからだ。
類
類
類はイヤホンを外し、スマホを鞄にしまうと、
今日のショーを成功させるため、ワンダーステージ上に戻って行った。
─ 再び監禁部屋 ─
ショタ冬弥
ショタ冬弥
ショタ冬弥
冬弥はまだ泣いていた。
今の冬弥にとって…“1人(独り)にされる”ということは……
とても怖くて、とても苦しいことなのだ。
今の冬弥の中で“神代類”は…それほど大きい存在になっていた。
ショタ冬弥
ショタ冬弥
冬弥が嗚咽しながら泣いていると
ガチャッ……。(扉の鍵を開ける音)
ショタ冬弥
ガチャリ……(扉が開(ひら)かれる)
それと同時に、ある人物の声がした。
類
類
ショタ冬弥
フェニックスワンダーランドから帰ってきた類が、
冬弥を監禁している監禁部屋の扉を開けて、入って来る。
類
ショタ冬弥
ジャラッ……(首輪に繋がれている鎖が音を立てる)
その音と共に、冬弥は帰ってきた類にペタペタと裸足で近寄る。
類は、冬弥の首輪に繋がれている鎖のジャラッ…という音を聞くと、
類
すると、冬弥の首輪に繋いである鎖を握り……
そのまま少し強めに自分の方へ、クンッ…!と引っ張った。
ショタ冬弥
類
ショタ冬弥
類
冬弥は、類に首輪の鎖を引っ張られ
そのまま、類の胸元に倒れ込んだ
自分の胸元に倒れ込んだ冬弥を、
類は受け止めながらそう言った。
類に受け止められた冬弥は小刻みに震えながら、
今思ってることを…正直に言った。
ショタ冬弥
冬弥は「司せんぱいと彰人に合わせてください…」と類に言おうとしたのか、
冬弥は『天馬司と東雲彰人』2人の名前を出す。
冬弥の口から『司と彰人』の名前が出た途端に、
……類の目付きが鋭くなり、
類は…冬弥の口の中に自分の指を入れると……
そのまま、冬弥の口を塞いだ。
ショタ冬弥
類
冬弥の口を塞いだ類の声は……いつもの声より、
かなり低い声になっていた…、類の低い声と、
類の鋭くなった目付きを見て、
小刻みに震えていた冬弥の身体は……
一気に恐怖を感じ、震えを増す。
ショタ冬弥
類
ショタ冬弥
低くなった類の声と、
鋭くなった類の目付き。
それだけで、冬弥の“本能”が激しくこう告げる。
『─ ここに居てはならない!早く逃げろ!!ここから早く!!!─』
と……
冬弥は、その“本能”に従い、
自分の口の中に入れられている類の指を、
左上に生えている、鋭い犬歯で強く噛んだ。
ショタ冬弥
ガブッ!!!!
類
冬弥の鋭い犬歯に噛まれた類は、
一瞬だけ怯み、隙を見せる。
ショタ冬弥
思い切って類の指を犬歯で噛んだ冬弥は、
類に出来た一瞬の隙を見て、その場から逃げようとする。
……だが…。
ビーッ!!!!!
と、首輪に仕組まれたブザーから大きな音が鳴り響く。
冬弥は首輪に仕組まれたブザーに気づかなかったのか、
首輪から鳴り響くブザーの音に……
耳を塞ぐことしかできず、
逃げなければならないと頭では理解しているのに、
その場に蹲(うずくま)るしかなかった。
こんなことをしていると類が来てしまう。
類が来てしまう前に逃げなければ……。
だが、冬弥はブザーの音に耳を塞ぐのに必死で、
その場から動けなくなってしまった。
類
類
類
類
冬弥に噛まれた指の手当てを終えた類が、
冬弥の首輪に仕組まれたブザーの音を聞いて、
ブザーの音が鳴り響く場所へと向かう。
類
類
どうやら、類はブザーを改造して冬弥の首輪に仕組んでいたようだ。
ショタ冬弥
ショタ冬弥
逃げたいのに逃げられない…このブザーの音には……
何か細工がしてあるのだろうか…
ブザーの音に耳を塞ぎ、蹲ってる冬弥は……
背後の気配を感じた。
この気配は間違いなく
類の“気配”だ。
類
類
ショタ冬弥
類
類
ショタ冬弥
類
類
類
類のその言葉を聞いて、
冬弥はビクッ…とした。
このブザーの音には、
自分を動けなくする細工が施されている。
だから……逃げたくても、
逃げられないんだ…と。
類
類
ショタ冬弥
類はそう言うと、蹲る冬弥に近付き
冬弥の首輪から鳴り響くブザーの音を止める。
類
ショタ冬弥
ショタ冬弥
冬弥の口から再び『天馬司と東雲彰人』の、2人の名前が出る。
類の目付きも、再び鋭くなる。
類
類
ショタ冬弥
類
類
ショタ冬弥
ショタ冬弥
ショタ冬弥
ショタ冬弥
─ 冬弥が類に██された後 ─
ショタ冬弥
ショタ冬弥
類
類
冬弥は……██された。
冬弥が類にされた██は、
冬弥の精神を追い込むようなものだった。
それが何度も繰り返されれば、
冬弥は類の言うとこを聞かなければならない……。
冬弥は…もう、
この“神代類”という錬金術師から逃げることは絶対に出来ない。
ユセ