~kr side~
kr
最初に出た言葉はそれだった。
…全く気配を感じとれなかった。
まぁ、大人数だったから気づかなかったって可能性はあるけど…
…運営の人って、気配が独特なんだよな。
なんというか…声とか、口調とかが優しかったとしても…どこか威圧感を感じる、というか…
なんかのオーラが纏ってる感じ…?というか…?
だから、比較的気づきやすいとは思うんだけど…
でも…気づけなかった。
そもそも、運営の人は周りの人より気配が薄いように感じるんだ。
多分…本業が暗殺?殺し屋?だから、意識せずに気配を薄くしてるのかな。
まぁ…それは別に今はいいんだけど…
問題は…注射器を持っていかれてしまったということ。
俺は悪用しないんだったらいいとは思うけど…
…警察からしたら許せないこと、だよなぁ。
俺らは運営さんと何回か話したり共闘したことがあるから悪い人達じゃないとは分かるけど、警察はそこら辺を何も知らない。
それに…多分警察と運営は敵対関係にあると思うんだ。
いくら運営が国のためのことを行ったとしても…殺しをしていることには変わりないから。
だから…本当に正義というものに執着し過ぎている警察とは…きっと仲良くなれないと思う。
仮に警察の中の一番偉い人が運営に敵対心を持っていたとしたら、それこそ敵対関係を持っていることになるしね。
上からの指示には逆らえないものだと思うから。
まぁ…俺はそこまで警察とか、正義というものに囚われている訳じゃないし…そんなに深く考えなくてもいいか。
kr
br
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sha
kn
kr
sha
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na
kn
そう考えると…あの時、能力暴走者達が大量に現れていた時。
その時は、ほぼ全部運営さんが対処してたけど…
あんな大量の暴走者達をすぐ倒せるって…思っていたより凄いことだったんだなと感じる。
na
…警察って、個々にどの程度の実力が備わっているのだろう。
俺達以下?
以上?
どうなんだろう。
na
br
まぁ、俺は一応Sランクだけど…本来は今みたいに戦いに関わろうとは思ってなかったし…
というか元々…俺は…
na
kr
na
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na
br
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本当に…ただの考え事だから…
br
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~sm side~
sm
bd
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ru
…もしかして、警察の件かなぁ。
sm
レイラ
sm
レイラ
レイラ
sm
…やっぱり、その件か。
レイラ
sm
レイラ
…確かに、どうなるか分からないし…な。
もしかしたら、レイラのお父さんと会うかもしれない。
そうなれば、どんな言葉をかけられたり、どんな暴行をされるか分からない。
その面でも…きっと、不安なのだろう。
sm
レイラ
仕事は…後ででいいか。
それよりも、こっちの方が重要だ。
幸いにも、今俺がこなしている仕事は1番重要という訳ではなく、普段の殺し屋の仕事だ。
そして、特に急がないといけないわけではない。
だから…今は、こっちに集中しよう。
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