ミラノ
はあもうっ!
ミラノは
家に帰ると
すぐさま2階にあがり、
ベッドにカバンを放り投げ
うつぶせ状態になった。
ミラノ
なんで………
ミラノ
なんで私が………
ミラノ
こんなのいや………
ミラノの視界がぼやけ始めた。
ミラノ
う、ううっ………
枕の上に一滴の涙が零れ落ちた。
ミラノ
変えたい………
カナン
あーっ、おはよーっ、ミラノちゃん?
ミラノ
………
ユア
あれーっ?
ユア
返事がないなあ〜
ユア
私たちのこと
ユア
わかってるよね?
ユアが無理やり
ミラノの制服を掴む。
クラスメイトの視線が
3人に集中した。
ミラノ
………はい
カナン
『おはよう』くらい
カナン
言わないとね?
カナンがミラノに近づいた。
そして、ミラノの耳元に
口を近づけ、小声で言った。
カナン
………じゃないとあの事
言っちゃうよ?
ミラノ
………っ
ミラノ
お………おはよう──
ミラノ
ございま──
カナン
──遅い
ミラノの頬を
カナンが平手で叩いた。
ミラノ
っ………
カナン
………もういいよ
カナン
邪魔
カナン
わかってよ………
ユア
カナン
ユア
行こ
ユアはカナンの手を引き、
ミラノから去っていった。
ミラノ
………






