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君は甘いケーキのよう

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君は甘いケーキのよう

1 - 第1話 君に出会って

♥

8

2025年05月28日

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これはとっても昔の話。 いや...本当にあったかも知られていない。けども...本当にあったとすれば、切なく、美しい。そんな儚い恋の話だ

ライリー

お母様!

ライリー

お母様〜!!

この少年は、ライリー。彼は、触れたものをお菓子にしてしまうという、力を持った少年だった。

ライリー

お母様....? あ!ここに居た!

ライリー、私は疲れているの。少しは静かにしたら...

ライリー

あのね、さっき僕...テスを触ってしまって...

テス....テスって...あの、犬の...テス、?

ライリー

...そう、それで....テスが...わたがしになって...

バンッ

なんでなの!!どうして触ったの!?

ライリー

....ぁ...、ごめんなさ...

.....ッ

ライリー

......ごめんなさい。

ライリーはいつも酷い扱いをされていました。

母親は、泣きながらそのお菓子をかたしていました。 その時ふと、味が気になり、一口だけ、こっそり口に運ぶと

....美味しい

とても、とても美味しく、母親は手が止まらなくなっていました。 全て食べ終わった後、悪知恵が働き「これは売れるぞ」と、思ってしまいました。

その頃、ライリーは外で一人、泣いていました。

ライリー

どうして僕は...触れると...

目の前にあった花はキャンディに、後ろにあった石はチョコレートに...

ライリー

....この先...僕は....

アリア姫

何してるんですの?

そんな時、隣の国の姫が急に話しかけてきたのです。

ライリー

え....アリア...姫様...? どうして...っ

アリア姫

私、今少し旅行をしているの!その時、貴方が座っていたので...

ライリー

....旅行?...そう...ですか

アリア姫

...あれ、貴方...泣いているの?

ライリー

....そう、僕のお母さん...厳しいの

ライリー

だから...さっきも怒られちゃってさ

アリア姫

....あら...そう...

アリア姫

...何をして...?

ライリー

....僕さ...触ったもの...全部お菓子になっちゃうんだ。

ライリー

それで...テスっていう...犬を...

アリア姫

......お菓子に...?

アリア姫

...いいじゃない。私...すぐ甘いものが食べたくなるから...

ライリー

良くないよ!! 僕だって...最初は良かったけどさ...!

アリア姫

....っごめ...

ライリー

.....僕もごめん...急に...怒っちゃった...

アリア姫

....大変なのね...でも...私は...いいと思ったの。そういうの...好きだから...

ライリー

....これ、あげるよ、お花だったんだけど

アリア姫

...キャンディ...!? わぁ〜っ、可愛い♡

アリア姫

ありがとう!

ライリー

.....アリア姫...僕も...ありがとう。

アリア姫

えぇ、では...さようなら!

ライリー

うん...またね

ライリーは...少し、アリアに惚れていました。でも彼女は国の姫。恋心を抱かないように...彼なりに、我慢していたのです。

ライリー?

ライリー

...お母様....

今日はもう、許します。そのかわり、やってほしいことがあってね...

ライリー

...ありがとうございます...っ、

ライリー

...それで...何を...

....たくさん、お花や草をお菓子にしてほしいの。

ライリー

....お菓子に...?

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