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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

特別編 「Xmas」

結婚してから私達は忙しく、行事事は一緒に居られる日はあまり多くなかった。

今日は、一応…クリスマス。

星奈

今日こそ…とは思ってたんだけど…

まぁ、アイツ院長になったからな…

そう、紫耀くんは結婚して3ヶ月後に無事院長に昇格できた。

だから、なかなか一緒に居られる日が少ないのだ。

今日はありがとうな、図書館も大盛況やったわ。

星奈

うん、こちらこそ誘ってくれてありがとう!

今日は四葉図書館のクリスマスパーティーのお手伝いに行っていた。

廉曰く、天文学の本の貸し出しが一番多かったらしい。

少し嬉しかった。

星奈

じゃあ、ここで。

おん、風邪引くなよ。

星奈

廉もね!

新居

side星奈

星奈

ただいまー…

やっぱり、帰ってはない…か。

星奈

紫耀くんに申し訳ないや…忙しいのに。

ささっとお風呂を済ませくつろぐ。

星奈

晩御飯作らなきゃ。

重たい腰を上げ、キッチンに向おうとすると…

ガチャ…

星奈

え…

紫耀

星奈ごめん!遅くなっ…

紫耀

なんで…泣いてんの?

思わず自分の目から涙が零れ落ちていた。

星奈

あっ…泣

星奈

あの…これは…

星奈

違くて…

両手の甲で涙を拭おうとすると…

紫耀くんに両手を掴み、下ろされ…

きつく抱きしめられた。

紫耀

寂しかった…?

星奈

……………

紫耀

ごめんね。

優しく頭を撫でてくれた。

紫耀

ちょっと遅くなったけど…

紫耀

メリークリスマス、星奈。

そう言うと紫耀くんは…

私を抱きしめたままキスを落とした。

唇が離れると…

紫耀

はい。プレゼント。

平野くんから渡されたプレゼントを受け取ると…

星奈

香水…?

高級そうな香水が包まれていた。

Dear Hoshina と刻まれたガラス瓶

紫耀くんが前もって用意してくれていたのだと悟った。

星奈

紫耀くん…

紫耀

星奈…この香水ね…

紫耀

オーダーメイドなんだ。

星奈

え…?

紫耀

俺が選んだの…

紫耀

つけてみてくれない…?

子犬顔でそう言う紫耀くん…

星奈

ごめん…もうお風呂入っちゃって…

紫耀

今じゃ…だめ?

星奈

……………

断れ…ない。

星奈

わかった…。

プシュッ…と香水をかけた。

ほのかに香る…バラの香りと…

優しいフレグランス…

星奈

いい匂い…

紫耀

喜んでくれたみたいで良かった…

安堵する紫耀くんが…やけに可愛く思えた。

紫耀

何ニヤけてんの?笑

紫耀

あ、俺へのプレゼントは?

ワクワクしながら聞く紫耀くん。

星奈

あ…

私は、てっきり買うのを忘れていた。

紫耀

もしかして…無い…?

星奈

ごめんなさい…

紫耀

そっか…

明らかにしょぼんとする紫耀くん。

紫耀

ん…?

すると…何かを見つけた様子。

星奈

どうかした?

紫耀

これ…

私のバックを指差す。

星奈

え?何…?

紫耀

なんで、サンタコス?

星奈

……………

星奈

あ。

思い出した。

今日の四葉図書館のクリスマスパーティーで着用したサンタコスだった。

紫耀

星奈…これ…着たの?

星奈

うん、四葉図書館で今日クリスマスパーティーがあって。

星奈

廉に星奈サンタ頼むわ〜って言われて

星奈

着たやつ貰ってきちゃった。

紫耀

永瀬の…前で…?

明らかに動揺する紫耀くん…

星奈

うん、そりゃ、廉も司書さんだからね。

紫耀

………………

星奈

紫耀…くん?

俯く紫耀くんの顔を覗き込むと…

星奈

んんっ…

激しいキスを落とされた。

紫耀

嫉妬…やべぇ…

星奈

ん…

紫耀

星奈…これ来て…

星奈

ええっ…

紫耀

プレゼントは私って言うやつ、されたい!

星奈

…………

星奈

わかった…

仕方ない、買い忘れたのは私だし…

星奈

できた…よ…。

紫耀

可愛…い

だんだんと近づいてくる紫耀くん…

紫耀

ベット行こっか…

私を軽々とお姫様抱っこし…

ベットへと運び…

そのまま愛し合いました…とさ。

END

香水ショップ

side紫耀

紫耀

予約してた平野です。

店員

はい、平野様ですね。

やっと星奈に渡すことができる…

星奈には我慢させてばっかりだったから…

喜んでくれるといいな…

店員

印字はこの様になります、大丈夫ですか?

紫耀

はい!ありがとうございます!

店員

彼女さんへのプレゼントですか?

紫耀

いえ…

紫耀

妻に。

店員

………………

店員

そうですか、お幸せに…!

紫耀

はい!ありがとうございます!

店員

いいな〜…彼女、僕も欲しくなった。

店員

にしてもあのお兄さん、幸せそうな顔してたなぁ…

店員

さて…僕はカップケーキでも焼こっかな。

店員

………………

玄樹

Merry Christmas、お兄さん。

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コメント

7

ユーザー

まじで最&高でした!!面白すぎて、一話~最終話まで一気読みしちゃいました

ユーザー

もう、、、ほんっっっっとに最高でした‼️今日で全話見たんですけどたくさん泣きました❗私の好きな人たちいっぱい出てきて、みんな成長してって、みんな一人一人の想いもあってとにかく泣きました❗あと最後の最後でいわち出すとか主さんセンスよすぎません❓とにかく最高でした‼️長くなっちゃってごめんなさい💦

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