すれ違い~born to love you

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ジミニヒョンと付き合って 2ヶ月が経った

ジミニヒョンとするゲームや

一緒に出掛けたりするのが 前より増えた気がする

今は8月終わりだというのに とても暑いし、

何処からか聞こえる蝉の声で 余計に暑さが増す

え

ほんの一瞬、ほんの一瞬だけど

Vヒョンがこっちを見てた？ ような気がした

でも、その視線は

ライブの時や、雑誌撮影 音楽番組の収録など

ちらちらとVヒョンの視線を感じる

今更っいまさら、そんな風に 見てきたって無駄だからっ

やめてよっ·····

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〖事務所で休憩中〗

僕がスタッフさんと話している時も 視線を感じる

もう、いい加減しつこいっ··な

１回Vヒョンの事睨んでやろうかっ

ギロッ

あれ·····

·····見て、ない？

Vヒョンは今、ホソギヒョンと 楽しそうに話をしている

もしかして

僕だけが勝手にVヒョンを 意識してた？

今まで別に見られてなかった？

見られてると勘違いして Vヒョンを意識してんのは僕じゃんっ

勝手に意識して、勝手に 勘違いして、バカみたいだっ

もうVヒョンのペースに 巻き込まれたらダメだ

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【Jungkookの部屋】

Vヒョンの事なんて消せるっ 消せるよっ·····

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部屋にある物があちこちに散らばっていて 足の踏み場が少しあるぐらい

最近、色んなことがあって 片付ける余裕がなかった

片付けなきゃな

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一通り、部屋のスペースを確保した 僕は一息をつく

紙袋が1つ棚の隅に置いてあるのを 見つけた

僕は曖昧な記憶のまま 紙袋をそっと手に取り中身を確認する

確か、あの寒い日に

Vヒョンが僕に巻いてくれた

"マフラー"

返そうと思ってクリーニングして おいたのに

そのまま返すのを忘れてたやつだ

当たり前だけど

このマフラーみたいに

Vヒョンなんて簡単に消せる

簡単に。そう思った。

·······、そう思いたかった、のにっ···

Vヒョンの匂いが消えたマフラーが

こんなにも、·····

こんなにも寂しくて、

涙が止まらないのは

なんで、かな·····

本当に消えるという事が

こんなにも―――

嫌だって思う自分がいる

ああ、これが僕の答えなんだ。