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ヤバい、朝っぱらから見てちょっと泣きそうになったのは何故だろうか、、、 とにかく、メイさんの言葉選びが上手すぎてびっくりしました!
1年に1度、七夕の日。 もう会えないはずの君に会える日。
あてんしょん 【桃青】 BL作品となっております。 苦手な方は引き返しましょう。 地雷様や同担拒否様も引き返しましょう。 通報禁止。
藍色の空に天の川が流れる。
その傍でまた、流れ星が流れる。
この世界に零れ、落ちた流れ星に 希望なんて無かった。
でも、ただひたすらに自分の幸せを 願ってくれる君の幸せを願いたかった。
星々を詰め込んだようなその瞳が、
初夏を告げる風に靡くその髪が、
君の全てが、
幸せになって欲しい。
視界の隅で広がる笹の原。
そこに吊るされた短冊が揺れる。
書かれた内容は全て同じものだった。
『毎日、君に会いたい。』
でも、
どんなに願ったって、 運命には逆らえないから。
文字に起こしたところで、 意味なんて無いから。
君に直接伝えようか。
日付が変わる。
橋が掛かる。
いつかこの橋の向こう側。
その先で、君といつまでも 過ごせますように。
『会いたかった、青。』
『僕もだよ、桃くん。』
君に直接。
"愛してる"
1年に1度、そう伝えようか。