私は一体だれが好きなのか
それがわからないまま
みんなとお別れになるなんて。
そんなの、考えたこともなかった。
好きな人は、野球部の大谷涼君。
かっこよくて、優しくて。
私にとっては遠い存在だけど、
見ていられれば、それでいいって。
だけど、ちょっとは話したりしたいなぁとか。
私は比較的一途な方だ。
そう思っていた。
私には男子友達がいる。
谷山優也。
小学生のころからよく一緒に帰ったりしていて、
なんだか、話していると楽しくて。
好きでもないのに、一緒に帰ろうって誘ったり。
会ったら必ず話しかけたり。
嫌がられても、それはどんどんエスカレートして
しまいには、学年のみんなに男好きって言われるようになっちゃった。
優也も私のことが嫌いになって。
辞めなければいけない、今すぐに。
そんなことわかっているのに、
なぜか私は彼から離れられない。
宮本琴音
谷山優也
宮本琴音
谷山優也
宮本琴音
学年の女子
学年の女子
学年の女子
学年の女子
宮本琴音
また、言われた。
わかっているのに。
離れたいのに。
心と体が連動しない。
心でわかっていても、
体が思うように動かない。
谷山優也
谷山優也
宮本琴音
宮本琴音
宮本琴音
大谷涼
大谷涼
宮本琴音
宮本琴音
好きな人が誰だかわからない。
それが今の私の悩みだった。
優也のことは好きじゃないはずなのに。
なんで、あんなにも近づいちゃうんだろう。
そんな時、だった。
お母さん
お母さん
宮本琴音
お父さん
宮本琴音
お母さん
そんなの、急に言われたって。
お父さん
お母さん
そんなの、そんなの。
受け入れられるわけがない。
自分勝手だ、お母さんもお父さんも。
私は?私のこと考えたことあった?
私の居場所はきっと、どこにもない。
そう思い、気がついたら、
私は外へ飛び出していた。
宮本琴音
宮本琴音
谷山優也
宮本琴音
宮本琴音
優也の姿を見たとたん、
訳もなく涙が溢れてきた。
止まらなくて。
私が泣き続ける間、優也はずっと
そばにいてくれた。
谷山優也
宮本琴音
宮本琴音
宮本琴音
谷山優也
優也は、ずっと話を聞いてくれた。
宮本琴音
宮本琴音
谷山優也
宮本琴音
宮本琴音
谷山優也
3日後
私は本当に転校することになり、
この学校にいられるのはあと一週間だけとなった。
宮本琴音
宮本琴音
宮本琴音
宮本琴音
宮本琴音
宮本琴音
谷山優也
宮本琴音
谷山優也
谷山優也
宮本琴音
宮本琴音
宮本琴音
宮本琴音
宮本琴音
谷山優也
学年の女子
学年の女子
学年の女子
宮本琴音
宮本琴音
谷山優也
そして転校する日が
やってきた。
宮本琴音
宮本琴音
クラス
クラス
クラス
クラスのみんなは優しかった。
これで、心がすっと軽くなった。
宮本琴音
そのあと学校を出て私はひとりで歩いていた。
すると…
大谷涼
宮本琴音
宮本琴音
大谷涼
大谷涼
大谷涼
宮本琴音
大谷涼
大谷涼
大谷涼
大谷涼
大谷涼
大谷涼
大谷涼
絶対に、「はい」って
「私も好きでした」って
言うはずだったのに、
なぜか言葉が出なくて。
そのとき自分の気持ちがハッキリした。
宮本琴音
宮本琴音
それは大谷君じゃない。
悲しい時にそばにいてくれたのは、
誰だった?
私は、私は、!
あいつの姿を探した。
見つけた瞬間、私は決めた。
宮本琴音
谷山優也
谷山優也
谷山優也
宮本琴音
谷山優也
谷山優也
宮本琴音
転校しても、しなくても
心の距離は同じで
そう考えれば怖くない。
私が言う言葉は、「Good bye」じゃない。
「See you」だ。
また会う日まで、さようなら。
長編でしたが、ここまで読んでくださり
ありがとうございました✌✨
これは「琴音編」なんですが、
「優也編」もつくりたいと思います!
ハート💕20いったらつくります!
お願いします🙏
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