/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
輝音
ねーね、おかぁさん。
悠祐
ん？どした？
輝音
おれの名前のゆらい？ってなに？
響歌
あ、私も聞きたい！
夏菜
私も。
愛樹
私も！
誠
？ぼくも？
初兎
誠は意味わかってないな。
誠
由来って何？
初兎
由来って説明むずいな。
初兎
それに至った経緯、かな。
誠
つまり？
初兎
名前の由来ってことは、何でその名前にしたの？みたいな感じかな。
誠
なるほど。
輝音
で、由来は何なの？
悠祐
輝音は、輝く音を出せる
りうら
響歌は、歌を響かせる
いむしょー
誠は、嘘偽りの無い人に
ないこ
愛樹は、愛される、愛する人に
if
夏菜は、夏の花や草みたいに元気に
輝音
輝く音･･･素敵な名前だね！ありがとう
愛樹
でもさ、私不安だなぁ。ちゃんと愛せてるかな。
夏菜
へぇ、愛樹には私たちへの愛はないんだ。
愛樹
自分ではたくさん愛してるつもりだけど。
夏菜
ま、大丈夫でしょ。
響歌
私には、歌を響かせることなんてきっとできない(小声)
響歌
私は･･･だめなんだ。ﾀﾞｯ
愛樹
響歌？！
愛樹
あんな走っていって、どうしたんだろ
響歌
〜〜〜♪
？？？
お前歌下手くそだな。
響歌
･･･え？
？？？
いや、だから、歌下手くそだなって
響歌
そう・・・
それから虐めは酷くなった
響歌
〜〜♪
？？？
またお前歌ってんのかwww
響歌
あ、あんたは・・・！
？？？
お前の声、消えてると気持ち悪い。
響歌
・・・だったら聴かないでよ
ﾊﾞｼｯ
響歌
痛っ！
？？？
二度と歌うんじゃねぇよ。
響歌
はい・・・
もう面倒臭いから、何もかもが面倒だから、人の言うことを何でも聞くようにした。
？？？
お前さ、さっさと死ねよ。
響歌
え・・・？
響歌
無理無理無理
響歌
響歌
わたしは私はダメ人間。だめだから･･･
響歌
何もかもダメ。
響歌
何のために生まれてきたかさえ分からない･･･
響歌
死にたいな。
響歌
こんなことになるなら。
響歌
死にたいな。
悠祐
うそ・・・やろ。
愛樹
響歌・・・
輝音
お姉さん・・
りうら
ちょっと俺、行ってくる。
夏菜
りうらさん。余計なことはしない方がいい。
愛樹
そ、そうだよ。
りうら
うるさい。俺は行く。
響歌
もう・・・やだ。
りうら
響歌？
響歌
ひぃっ
りうら
響歌？
響歌
名前・・・？
響歌
響歌・・・
りうら
響歌！
響歌
やめて！もう私の名前を呼ばないで！
りうら
え・・・？
響歌
私には、無理なの。
りうら
は？
響歌
だから、歌を響かせることができないの！
響歌
はははっ。響歌なんて、皮肉な名前をもらったものね。
りうら
っ！だから！
響歌
分かってるよ。どうせ、お父さんとお母さんが思いを込めてつけた名前なんだから、とかいうんでしょ？私知ってるよ。
りうら
何で・・・？なんで？
りうら
何でそんなに自分を否定するんだよ！
響歌
だってね、私虐められてたの。
響歌
それで分かったよ。自分に期待しちゃダメなんだって。
りうら
そんな・・・
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
