ニキ
しろせんせー
まちこりーた
キャメロン
りぃちょ
18号
僕らは女子研究大学、通称おなけんというユニットを組み活動していた
でもそれぞれの事情やらが重なり、動画を投稿、それ以上に集まることさえ難しくなっていた。でも今日は久しぶりにみんなと集まって企画をする。こうやって集まれることでさえ最近では珍しくなってきたな
ニキ
しろせんせー
まちこりーた
りぃちょ
ニキ
キャメロン
18号
あー、いいなあ。僕はこの暖かいこの場が大好きだ
おなけんが存在してくれてるおかげで、僕の生活は明るくなっている
まちこりーた
キャメロン
18号
りぃちょ
しろせんせー
みんなが楽しそうにしてるだけで、満足だ。幸せだ
うん、これ以上求めるものはないほど、みんなが大好きだ。 笑ってる楽しそうにしている声、聞くだけで癒される。あたたかい
ニキ
僕ですら、無意識に釣られ笑いしてしまう。ほんとにシアワセな一日だ
本当に、本当に
ニキ
『ねえ、』
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
なにを言っている?、自分にはこれが一番なんだ、、。きっとそうだ
しろせんせー
喋る言葉は止まらない、まるで僕を覚めさせるかのように
しろせんせー
ニキ
ニキ
チクタク…チクタク
ニキ
『俺と幸せそのものになりたいとか』
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
僕はボビーのことが好きだ。
だからこそ迷惑をかけないよう、自分の気持ちを隠して今まで接してきた。
ニキ
最初は戸惑ったんだ。だって、いくら仲の良い友達でも好きになる事なんてなかったから、しかも自分が同性に恋をするなんて
勘違いだと信じたかった、でも考えるたびに『この恋はホンモノ』とだけ思い込んでしまい、顔を合わせるのが少し、ほんの少しだけど、気まずくて避けてしまうことも多々あった。
ニキ
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ニキ
ニキ
ニキ
PCを起動して、やり込んでいるゲームに手をつける。
フレンド欄を見て暇そうな人を片っ端から誘う
フレンド欄には、見慣れた名前 『しろせんせー』 の文字
ニキ
ニキ
〔しろせんせーに招待を送り中です〕
ほんの数分待っても来ない。ましてや、寝落ちしている可能性がある
ニキ
そして30分ぐらいゲームをし、再度眠気が襲って来たので電源を落としベットに潜る
明日はおなけん達との撮影だ
遅刻はしたくない、だから寝れるだけ寝て、約束の時間までに準備をする
これが日常の中で唯一あたたかい場所に行く準備だ
ニキ
目を閉じて、体の力を抜く。 おやすみ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
バクバクとなる心臓、急な展開に目を丸くする。
これは夢だ、自分でも理解している。 けれど、現実であって欲しいと願う気持ちが大きくなる 夢の中ならばなにを言ってもいいのだろうか。
ニキ
しろせんせー
言ってもいいのだろうか。でも本当に夢ならば、正直に……、
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
あ、軽く微笑んだような、でもどこか寂しそうなその顔
ニキ
ニキ
『大好きなんだ』
おー……い、
ニキ
おーい、ニキー?寝たんか?
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
どうやらゲームの招待中に寝てしまってたらしい
てことは、あれは、、夢だったんだ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
きっとその“嬉しい”は、僕とは違う気持ちなんだろうな
ニキ
しろせんせー
ニキ
ニキ
ニキ
しろせんせー
いつか自分の気持ちを正直に伝えられる機会ができるのだろうか。
その時は思いっきり伝えてやりたいな。 『ボビーのことが、好きです』って
まあ、まだ先の話でいい。これから時間をたくさん使えばいいのだから