いってきます

ﾋﾟｶｧｧｧ（光に包まれる）

💭💭💭💭💭（雲がわき起こる）

ｼｭｯ（消える）

ｼｭｯ（刀を振り下ろす）

ｷﾞｷﾞｷﾞ

ｻﾞｷｯ（斬れる）

ﾌﾞｼｭｯ（血が出る）

ｻﾞｼｭｯ（斬る）

ｻﾞｼｭｯ（刀を振り回す）

ｷﾞｷﾞｷﾞ

五十嵐 蓮の過去

まだ小さかった五十嵐 蓮は、母親からの愛情を充分に受けていなかった

母親に何回も自分に興味を持たせようと必死で頑張った日々だった

そこで、五十嵐 蓮は、傷を増やしたら母親も心配してくれるだろうという発想に至ったのだ

だが、それでも母親は五十嵐 蓮の事に興味を持とうとしなかった

それは、何故か？

簡単だ

五十嵐 蓮は、実の息子ではなく五十嵐の父親の連れ子だったからだ

五十嵐父と結婚したのも、五十嵐父が、お金を持っていたからだ

最初から、五十嵐 蓮のことも五十嵐父の事も愛していなかったということだ

それゆえに、五十嵐 蓮は、自分と闘う相手には、頭の中には自分しか必要ないという発想に至ったのだ

ｼﾞｬｷﾝｼﾞｬｷﾝ（刃と刃が斬り合う音）

会場にいる皆がわかっていた

時期に、この闘いにも終わりが来る

ｼﾞｬｷﾝ…（斬る音）

ﾋﾞｼｬｧｧ（血が溢れる）

ｳｫｫｫ(۳˚Д˚)۳ｫｫｫｰ!!