スミレ
レイナ
完全に言えないまな通話は途切れツーツーと音が鳴った
数秒間沈黙で時が止まったようだった
スミレ
スミレが口を開いてそう言う
レイナ
あっちがどこにいたか分かればそっちに行って様子を見れる
そう思い即座に返事をした
スミレ
いつにも増して真剣な顔を見せた
レイナ
そっちに行けないのが惜しいけれども 家に戻って整理するのはどうだろうとおもったのだ
スミレ
すぐに返事は帰ってきた
レイナ
そして2人並んで夜の町を走った
私はそこで目を開けた
見えたのは 天井、薄暗いどこかという情報のみ
ハズキ
そういえばあの時落ちて一緒にいた…
ハズキ
私の声が響くだけ
かすかに水滴の落ちる音は聞こえた
???
ハズキ
???
その子は消え入りそうな小さな声で話す。
シオン
シオン
ハズキ
ハズキ
シオン
ハズキ
シオン
ハズキ
さっきから声は響いているし足音も響くよね?
ハズキ
シオン
ハズキ
ハズキ
シオン
ハズキ
シオン
ハズキ
シオン
シオン
ハズキ
シオン
シオン
ハズキ
シオン
ハズキ
シオン
ハズキ
シオン
シオン
ハズキ
シオン
ハズキ
シオン
…口悪めなのかな
シオン
シオン
…関西弁だった
考えてなかったから少し驚いたわ
シオン
そう困惑した顔で言ってきた
ハズキ
ドアに手をかけて回して開けようとする
ハズキ
シオン
バァン!
シオン
ハズキ
シオン
ハズキ
シオン
ハズキ
シオン
一方
レイナ
スミレ
ずっと走っていたので息が荒くなる
スミレ
電話がかかってきたみたいでスミレは慣れた手つきで画面を押す
そしてスピーカーにしたようだった
リク
スミレ
リク
スミレ
スミレ
リク
家の中を歩く足音がしてガチャとドアの開く音がする
リク
リク
レイナ
スミレ
リク
スミレ
スミレ
リク
スミレ
スミレ
レイナ
作者
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