スミレ
ほら、おいてくぞ~(笑)
スミレの家族
はーい(笑)
俺はこの日、捨て地に資源を集めに来ていた。
スミレ
じゃ俺あっちいってくるから
スミレ
気をつけてな
スミレの家族
うん。
そういって目を離したその時。
ギシャアアアアア
スミレ
ッッ!?
スミレ
後ろ!エビが、ッ!
スミレの家族
!?たす、けッ…
ガシャアアアアン
スミレ
…ッ、!?
嘘、だろ…?
家族、が…
- 殺された、?-
スミレ
う、うッぅ…
スミレ
ごめ、なさ…ッ
なんでこの言葉が出たのかはわからない。
でも、どれだけ謝っても、罪を償っても
取り戻せないものを失ってしまった。
スミレ
全部、全部俺のせいだ。
そう、俺がそばにいなかったから。
スミレ
……ッ
それ以来、俺は家族を失うのが怖くなった。
また悲しい思いはしたくないから。
“家族を守る”、俺にはそれができない。