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コメント
2件
めっちゃ青春してるぅぅツンデレちゅやかわよい👍
ー朝ー
太宰
乱歩
太宰
乱歩
乱歩
太宰
太宰
乱歩
太宰
乱歩
太宰
太宰
太宰
乱歩
太宰
乱歩
太宰
乱歩
太宰
太宰
乱歩
スマホを手に取る。
画面を見て、少し迷ってからメッセージを打つ。
《おはよう》
《夢に出てきてくれてありがとう》
送信。
一方、学校。
中也
スマホが震える。
《おはよう》
《夢に出てきてくれてありがとう》
中也
中也
そう言いながら、少しだけ口元が緩む。
中也《おはようございます》
中也《ちゃんと朝ごはん食べてくださいね》
ホテル。
太宰
太宰
乱歩
太宰
太宰
太宰
(指さす先には湯気もくもくの屋台)
乱歩
乱歩
国木田
国木田
太宰
太宰
乱歩
乱歩
国木田
太宰
太宰
国木田
ダッ💨
国木田
屋台前。
太宰
太宰
乱歩
太宰
乱歩
太宰
乱歩
店員
太宰
乱歩
カシャ📸
太宰、即スマホ操作。
《中也〜!京都で八つ橋アイス食べてる!》
《抹茶味!今度一緒に来ようね!》
送信。
数秒後。
ピコン♪
中也《……修学旅行中に何送ってきてんすか》
中也《……美味そうですね》
中也
太宰
乱歩
太宰
乱歩
一方その頃、班の後方。
国木田
国木田
京都の街に、国木田の叫び声が響いた。
太宰
国木田
国木田
太宰
太宰
国木田
乱歩
太宰
国木田
太宰
国木田
国木田
太宰
ー歩き出して数歩ー
太宰
国木田
太宰
国木田
国木田
太宰
ピコン♪
中也《迷子にならないでくださいよ》
中也《先輩、方向音痴なんですから》
太宰
乱歩
国木田
太宰
太宰
国木田
乱歩
乱歩
国木田
太宰
太宰
国木田
太宰
国木田
京都の街で、今日も太宰は元気で、
国木田の胃は痛い。
乱歩
国木田
太宰
乱歩
乱歩
太宰
太宰
国木田
太宰
国木田
太宰
乱歩
太宰
乱歩
国木田
太宰
乱歩
乱歩
太宰
太宰
太宰
太宰
国木田
太宰
乱歩
乱歩
太宰
国木田
乱歩
乱歩
太宰
太宰
国木田
太宰
乱歩
太宰
乱歩
国木田
太宰
太宰
乱歩
太宰
太宰
国木田
太宰
乱歩
乱歩
太宰
乱歩
太宰
国木田
太宰
乱歩
乱歩
太宰
国木田
太宰
太宰
乱歩
太宰
乱歩
国木田
太宰
太宰
乱歩
乱歩
太宰
太宰
国木田
太宰
太宰
太宰
乱歩
乱歩
太宰
国木田
太宰
ふっと視線を動かす。
小さくて、深い藍色の布地。
銀色の鈴が控えめに揺れるお守り。
太宰
乱歩
太宰
太宰
太宰
国木田
乱歩
太宰
国木田
太宰
―――数分後。
太宰
乱歩
太宰
乱歩
太宰
乱歩
太宰
太宰
太宰
乱歩
太宰
太宰
乱歩
国木田
ーそれからー
中也
中也、スマホをちらっと見る。
通知は……ない。
中也
中也
ベッドに仰向けになって、天井を見る。
中也
そう言い聞かせて、スマホを伏せる。
……数秒後。
中也
そっと、もう一度スマホを手に取る。
通知:なし。
中也
修学旅行。
班行動、自由行動、夜は友達同士で騒いで。
先輩がスマホ見る暇なんて、ないに決まってる。
中也
分かってる。
分かってるのに――
中也
指が、無意識にトーク画面を開く。
最初らへんのメッセージは、
《行ってきます、中也♪》
中也
中也
小さく息を吐いて、スマホを置く。
――ピコン♪
中也
画面が光る。
名前表示。
【太宰】
中也
一瞬、動けない。
心臓がドクン、と鳴る。
中也
慌てて開く。
《今新幹線!》
《めっちゃ疲れた!》
《でもね》
中也
《早く中也に会いたい》
中也
一気に顔が熱くなる。
布団を掴む。
中也
震える指で返信。
《お疲れ様です》
《無事で何よりです》
送信。
数秒後。
《素っ気ない〜》
《でも可愛いから許す》
中也
スマホを胸に押し付ける。
中也
中也
画面が、また光る。
《明日、放課後》
《ちょっと時間ちょうだい》
中也
《渡したいものあるから》
中也
《それもある》
《でも一番は》
一瞬、入力中。
《帰ってきたって、伝えたい》
中也
小さく笑って、
指でゆっくり打つ。
《分かりました》
《待ってます》
送信。
中也は、そのまましばらくスマホを見つめて――
中也
布団に顔を埋めた。
少しだけ、
眠れなくなった夜だった。