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きんとき

おいきりやn

あ、俺これ死んだな…

Nakamu

きりやーん!!!!!

きりやん

え、Nakamu…?

きんときに捕まり書類地獄にまた突き落とされるのだと思っていた刹那

Nakamuが後ろから手を振りながらにこにこ笑顔で走ってくる

いや、なんか助かりそうだなこれ

俺も呼ばれたのでNakamuに近づこうと1歩足を踏み出した瞬間

Nakamuの身体が傾き顔面から地面に着地しそうになった

きりやん

Naka…!!!!

きんとき

Nakamu!!!!!!

俺はきんときの声を聞いて静止してしまった

"声"と言ってもそれは物理的に発された声という訳では無い

つまり

きんとき

(Nakamuが怪我する。怪我する前に俺が助けないと、Nakamuが怪我したらやばい。助けなきゃ、助けなきゃ、動け。動け!動け!!!!!!!!)

心の声が尋常ではないほどに俺の頭に響いたのだ

そして気づいた頃にはきんときはNakamuを抱きしめるように守っていた

Nakamu

わっ、ごめんきんとき

きんとき

いいよも〜w気をつけろよ?w

うわぁ、さっきまであんなに必死になってたのに今すっげぇ落ち着いてんのなんだあれ、怖すぎるだろ

Nakamu

あ…そうそう。きりやん

こけかけたというのにまたNakamuは俺の元へと小走りをして近寄ってきた

まぁそれほどまでに重要なことなのだろうと俺は少し身構えながらなに?と聞き返す

すると

Nakamu

丁度書類仕事も終わったって言ってたし任せたい仕事があんだよね

きりやん

えっと…どういう仕事か聞いてもいい?

Nakamu

まぁまぁ、そんな急ぐなよ。とりあえず俺の部屋まで来て?

きりやん

あ……了解

これ絶対断れんやつやん

Nakamu

よし、集まったね

きりやん

えっと…Nakamuさん?

Nakamu

なに?

きりやん

なんでスマイルさんもいるんでしょうか…

スマイル

なんだよ

Nakamuの部屋に入るとスマイルが机の前に立っていた

あんなに避けまくったのになんでこんな所で…

少し不満そうな顔をしているスマイル

なんでそんなにムスッとした顔をしているかは知らないがとりあえず今はスマイルといるのは気まずいので早く話を終わらせてくれとNakamuの方へ視線を飛ばす

Nakamu

そりゃ、2人に任務へ向かってほしいからだけど?

あ、終わった…

と、いうことで

俺達は今とある任務のため遠く離れた王国までの旅路に着いていた

なぜ俺達2人が選ばれたのかという質問にNakamuは

「2人が今仕事が終わってるみたいだったからだけど?」とケロッとした顔でそう告げた

こうなるくらいならきんときについて行って書類をしていた方がマシだったかもしれない

スマイル

おい

きりやん

うぁっ。な、なんだよ?

スマイル

なんでそんなにビックリすんだよ…

きりやん

急に声かけられたらビックリするだろ

スマイル

(そうは見えないけどな…)

この心の声さえなけりゃ任務にだってルンルンで行けたのに…クソッ、あのシャケ…フレークにして食ってやるか

スマイル

……とりあえず、今日は絶対につかねぇし、宿探して泊まるぞ

きりやん

あいよ…

スマイルはどんどんと前を歩いていく

その後ろを重い足取りでついて行くが

あ...やっぱり思ってたけど、街中だと人が多くて心の声が流れ込んできすぎて頭が...

きりやん

痛.....い

スマイル

はっ?!おい!!!!きりや____!

スマイル

(きりやん____眼が___邪魔そ__だな)

ん.......?

スマイルの声...

スマイル

(とって___か。.....睫毛____いな)

スマイル

(横顔めっちゃ綺麗だし)

だんだんとスマイルの声が鮮明に聞こえてくる

いつの間にかスマイルの声しか聞こえなくなっていたことに驚きだがとりあえず起き上がってみようと目を開ける

きりやん

ッッ!!!!?

スマイル

んむっ?!

え、は??何?????

俺今...キスしてる?

スマイル

(きりやんの唇柔らかい...なんでキスしてんのか分からないけど...)

スマイルは驚きで目が見開いていたようだったがいつの間にか目は瞑られていた

え...おい。これいつ唇離せばいいんだよ...

ずっとくっついてんの恥ずかしいし、それよりもこの状況受け入れんなよ馬鹿!

俺は辛抱たまらずスマイルの胸あたりを押す

きりやん

お、おい...

スマイル

え.........あ...

状況を受け入れていたスマイルの顔が気づいた瞬間に真っ赤に染っていた

スマイル

(やばい...どうしよう、きもがられたかな)

スマイル

(謝らなきゃ、説明しなきゃ、じゃないと嫌われる)

きりやん

...............

こいつめっちゃ心配しとるやん...こんな声聞いといて怒れるわけねぇだろ

きりやん

色々寝起きで思考停止してたけど俺なんでここにいんの?

とりあえず話そらすか

スマイル

え...あ、ここは...きりやんが急に倒れたから適当に空いてる宿屋に来た

きりやん

なるほどなぁ...........

きりやん

.....え?俺倒れたの?

スマイル

うん

もしかして頭に流れ込んでくる人の心の声が多すぎて処理しきれなくて倒れたのか...?

うわぁ...俺めっちゃ情けねぇ

きりやん

ごめん、迷惑かけた

スマイル

いや、いいよ。お前頑張りすぎるところあるし

スマイル

きっと最近も徹夜とか当たり前だったんだろ?こんなちょっとしたこと気にするな

スマイル

(頑張ってるきりやんが俺は好きだし)

スマイル

(なんなら倒れた事を1番初めに知ることが出来たし気にすることないのにな)

…めっちゃ今更だけどこいつ俺の事すごい好きだろ

ここまで思ってくれる人なんてそうそういないだろうし

でもなぁ…と少しスマイルの方へ視線を飛ばす。なんせ、あいつは俺の仕事仲間でもあり友達だ

それ以上になるのは、流石にまずいしきっとスマイルも気持ちを伝えることなんてそうそうないだろう。

なんなら俺はこの薬のおかげでこいつのこの心の声を聞いているだけなのだから本来は知る由もなかったんだ

きりやん

と、とりあえず。今日はここの宿に泊まるって感じか?

スマイル

そうなるな

きりやん

じゃあ…俺違う部屋行って寝るから……

スマイル

…え?

きりやん

…は?

スマイル

いや、寝る部屋はここ以外ないぞ?

きりやん

……なんで?

スマイル

急いでたから1部屋しか借りてない

きりやん

何してんだお前…

きりやん

じゃあいいよ。俺は地べたで寝る。どうせこの部屋ベッド1つしかないだろうし

スマイル

なんでだよ、俺が下で寝る。お前病人だろ

きりやん

意地はんなよ!俺は下でいいんだって

スマイル

意地張ってんのはきりやんだろ

きりやん

なんなんだよ…じゃあ俺がこっちで寝るけど明日になってあちこち痛いとか言われても知らないからな!

スマイル

言わねーよ

心の声さえなければ俺はこいつと同じベッドで寝るという選択肢があったのか…?

ふとそんな疑問を持ちはしたものの俺は一瞬でその考えを振り払った。

きっとそんな事にはならないだろう。なんせこんなにもスマイルの方から…

スマイル

(今からでももう一部屋とれるか…?ずっときりやんと居ると俺が困るし…)

拒絶しているのだから

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