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〜PM 4:00〜
うり
俺は必死で自転車をこいでいた……。
うり
うり
うり
タクト
自転車に乗ったタクトが、 校門の前で手を振っている。
俺もがんばって手を振り返した。
うり
うり
タクト
タクト
うり
タクト
うり
うり
タクト
タクトが進み始めたので、 俺も再びペダルを踏んだ。
うり
さっき登った坂を、 今度はものすごい速さで下りていく。
うり
タクト
タクト
うり
つめたい海風が、長い髪をなびかせた。
しょっぱい潮の香りが鼻をくすぐる。
うり
うり
タクトは色んな場所に連れて行ってくれた。
大きな噴水のある公園。
老店主が営むギターショップ。
この岬唯一のコンビニ。
うり
タクト
うり
うり
タクト
タクト
タクト
タクト
うり
タクト
タクトが自転車を止めたのは、 真っ赤な鳥居の前だった。
うり
うり
タクト
うり
タクト
タクト
うり
うり
俺はもう一度鳥居を見上げる。
神社の名前が刻まれた金属の板は、 かすれてしまって読めなかった。
〜あとがき〜
わたぐも
わたぐも
わたぐも
わたぐも
わたぐも
わたぐも
わたぐも
わたぐも
わたぐも
わたぐも
わたぐも
わたぐも
るな