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あ"…(ダメージ100) え、泣くんだけど、、、最高すぎました…フォロー失礼します!!
こんてすと参加ありがとうございます!最初にふぇ!?ってなったのですが、(どういうことだよ)お話が進むに連れてお互いの気持ちがはっきりしてきて…最後は切なかったけれど、「手紙」で相手へ思いを伝えるところが凄く素敵です…
どうも! 萌花です。
今回は、晴海様の 【はれのひこんてすと】 に参加させて頂く作品を 書いていきます!
このコンテストは、 偶然見つけたものなのですが、 素敵な作品ばかりなので 私も参加したいと思いました!
皆さんも是非見てみてください。
⚠︎桃赤です。 キャラ崩壊があるかもしれません。 自衛をお願いします💦
それではどうぞ〜
俺には好きな人がいる
優しくてフワフワしてて可愛らしい 女の子、ではなく
かっこよくて少しヤンチャで グループの最年少のアイツ。
その俺の好きな人が、他愛もない 会話の中でサラッと言った言葉に 俺は固まってしまった
ないこ
りうら
ないこ
君の1ヶ月。俺の人生。
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
「まぁ今まで伝えられてなかったのは悪かったと思ってるけど…」と 全く検討違いなことを呟くコイツに 頭が痛くなってくる
あれ何で俺こんなやつのこと好きになったんだっけ???
いや、 こんなやつだから好きになったのか。 今となってはそんな事どうでもいいが
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
聞くところによるとコイツの病気は かなり珍しい病気らしく、 治すには相当な お金と根気が必要らしい
ないこ
りうら
りうら
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ならなんで俺には言うの? という言葉を口にできるほど 俺も強くない
その後も、至っていつも通りの 笑顔、声、動作で とても一ヶ月後に 死んでしまう人間には見えなかった
ピンポーン
りうら
りうら
ないこ
チャイムを鳴らした意味はなんなのか 勝手に合鍵を使って入ってくるのは やはり最年少の彼だった。
本当は怒りたいところだが、 昨日の話を聞いたからか、 はたまた好きな人だからか、 俺はまた許してしまった
りうら
りうら
りうら
ないこ
ないこ
突然の訪問にも驚いたが、 こちらもまた突拍子もない事を 言い出した
こんな形になっても 彼といる時間が増えて嬉しいという邪な想いがよぎったことは 許して欲しい
りうら
りうら
りうら
ないこ
上目遣いでキラキラとした瞳を向けてそう言うコイツに
また頭が痛くなった。
いや、胸が高鳴ったかもしれない。
りうら
ないこ
遊園地なんて来たのは いつぶりだろうか
大の大人が 結構はしゃいでしまった気がする
それもこれも、隣にいる 想い人のおかげだけれど
ないこ
りうら
りうら
りうら
君が俺を選んでくれたのではないかと 勘違いしてしまうのも許して欲しい
これが本当のデートだったらいいのに
ないこ
りうら
りうら
りうら
りうらのやりたいことは それからも続いた
ある時は突然海外に 行きたいと言い出したり
ある時はスカイダイビングに 付き合ったり
2人でだけではなく、 いれいすメンバー6人で 遊びに行くこともあった
俺が一緒に行けない時は1人でも 色々なことをしに行っているらしい
ないこ
スマホのアルバムは瞬く間に りうらとの思い出で埋め尽くされた
写真の中の彼は、やっぱり 何も変わらなくて
ないこ
あの日から既に3週間経っているため 単純計算では あと1週間というところだ
今日は一応医者に行く日らしく 久しぶりに1人の休日を過ごしていた
ピンポーン
なんだか控えめに聞こえる インターホンの音
ガチャ
ないこ
ないこ
そう言ってから彼の目が潤んでいるのに気づき、ハッと息を飲む
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
いつも人前では強がるくせに 実は弱虫な君
他人のためなら何だって頑張るくせに 自分の事になると途端に諦めが早い君
最年少のはずなのに、 どこか現実に冷めた目を向けている 君に、
俺は希望を与えたかった
一緒に過ごすことが君の救いになればなんて思ってたけど
やっぱり俺には無理だったのか。
そんな思考が頭をよぎる
それでも俺は、君を諦めたくないから
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
瞳から溢れ出てくるものを 抑えられなくて
君に生きていて欲しくて
りうら
りうら
初めて見た君の涙に 何故か俺は安心して
やっぱり君には笑っていて 欲しいとも思って
何も出来ない自分に 涙が余計に溢れて止まらなかった
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
りうら
今までにない真剣な表情の君に思わず足が止まる
ないこ
期待してもいいのだろうか?
君と愛し合う未来を
想像しても、いいのだろうか?
君が次の言葉を紡ごうとした瞬間
ブブーーッ
すぐ横で鳴る大きなクラクション
俺は咄嗟に君を庇うように抱きしめた
キキキーッ ドンッ
ないこ
気づくと俺たちは地面に倒れていて 俺は鈍い痛みに顔を顰めた
りうら
あぁ、りうらが無事みたいで良かった
そう思うのに上手く口が動かない
りうら
りうら
なんで君が泣いているんだろう。
俺は楽しそうに笑っている 君が好きなのに。
ないこ
りうら
りうら
りうら
段々と痛みも感じなくなってきて 俺はここまでだと悟っていた
きっとりうらも気づいているんだろう
ないこ
ないこ
いつの日か君が言っていた言葉だ
まさか俺が言う方になるとは 思わなかったけど
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
りうら
りうら
目の前が白くなっていく感覚
あぁ、最後に見る人が君で良かった。
本当は、笑っていて欲しかったけど。
本当は、 もっと君と生きていたいけど。
きっとこれが、最後の言葉だから。
ないこ
ないこ
ないこ
「りうらのこと、 大好きだよ」
りうら
りうら
りうら
俺は最後までカッコ良かった 好きな人の言葉を聞きながら ゆっくりと目を閉じた
拝啓、俺の事が大好きな君へ。
あの後俺は、なんとか辛い治療を 乗り越えて、今は元気いっぱいに いれいすメンバーと走り回る毎日を 送っています。
俺の余命はあと80年くらいあるけど あの1ヶ月間が、人生で1番 心に残り続けると確信しているのです
君がいない世界でも、 俺はそれなりに楽しめるようで、 それが少しだけ寂しいです。
それでも今日も君に会いに来ているのですから、許してください。
きっと空の上からでもまだ 俺を好きでいてくれている君に
あの日言えなかった言葉を 今日も贈ります。
りうら
りうら
りうらより。
とても長くなってしまいましたが ここまで読んでくれた方、 本当にありがとうございます!
少しありがち?な話なので 似ている話があるかもしれませんが、 パクリでは一切ございませんので ご理解頂けると幸いです。
もしよろしければ ♡、コメント、フォロー していってくださると嬉しいです✨
最後になりますが、晴海様、 素敵なコンテストの開催 本当にありがとうございました!