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私の名前は優奈。 あの日私は君と出会った。

優奈(ゆうな)

(今日は4月8日今日から
私は中学生になるのか。)

いつもとは違う道、慣れない通学路。 その時だ!

ドーン!!

優希

大丈夫ですか?

優奈(ゆうな)

(誰かとぶつかった?)

男の子は手をさし伸ばしてくれた

優奈(ゆうな)

ありがとうございます。

優希

良かった。

と、男の子は微笑んで その場を立ち去った。

友香(ともか)

おはよう、優奈。

優奈(ゆうな)

おはよう。

この子は私の親友の友香。幼稚園の頃から一緒に遊んだりする仲だ。

友香(ともか)

クラスどうだった?

優奈(ゆうな)

私、4組。友香は?

友香(ともか)

うち、2組。あー、優奈と離れたー(泣)

と、泣き叫ぶ友香。 私のクラスに仲良い人が 1人もいなかった

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った

友香(ともか)

また、昼休み話そ!
屋上でいい?

優奈(ゆうな)

了解

自分たちの教室に向かった。

ガラッ

教室に入ると、 みんなはもうグループで話していた。

優奈(ゆうな)

(あっ朝の男の子。
同じクラスだったんだ)

優奈は男の子が他の子と話している所を見る

優奈(ゆうな)

(あっ目が合っちゃった)

優奈は目を逸らしてうつ伏せになった

1時間目の英語が始まった

英語の先生

最初の授業なので
英語だけを使って
誕生日順に並んでみろ

優奈(ゆうな)

(英語を使ってか)

並び終わる

優奈(ゆうな)

(あっ朝の男の子私の前にいる)

この時初めてその男の子は優奈と同じ12月2日が誕生日だってことを知った

そして時は過ぎ、昼休み

そして時は過ぎ、昼休みになった 優奈は屋上に向かった。

友香(ともか)

優奈ー

優奈(ゆうな)

友香!

友香(ともか)

授業どうだった?

優奈(ゆうな)

難しかったかな。友香は?

友香(ともか)

うちはクラスの人が
すごく優しくて教えてくれたんだよ。優奈はクラスの人とどう?

優奈(ゆうな)

私は...まだ友達出来てない

友香(ともか)

やっぱりか。そんな気がしたよ

キーンコーンカーンコーン

友香(ともか)

あっチャイムだ。
今日、他の子と帰る約束しちゃったから一緒に帰れない。ごめん!

優奈(ゆうな)

あ、うん

教室に向かおうとしたら 後ろから声がした。

優希

お前、友達に置いてかれたのか?

優奈(ゆうな)

いつからここにいたんですか。

優希

最初からここにいたけど。

優奈(ゆうな)

あっ次の授業始まりますよ。
行かないんですか?

優希

お前、名前は?俺は優希。

優奈(ゆうな)

私は優奈。
って自己紹介してる場合じゃない!

優希

なぁ、今日校門で待ってる。
帰る人居ないだろ?

優奈(ゆうな)

えっ、それって一緒に帰るってこと!?

優奈(ゆうな)

取り敢えず教室に行かないと
先生に怒られるー

優奈(ゆうな)

じゃあね

優希

おう

優希

(ちょっとカッコつけ過ぎたか)

五六時間目も終わり、下校の時間。

優奈(ゆうな)

(校門で待ってるって言ってたよね。)

優希

優奈さーん

優奈(ゆうな)

優希くん

優希

じゃあ行くか。

優奈(ゆうな)

朝も今も本当にありがとうございます

優希

敬語やだ!タメでいいから。

優奈(ゆうな)

分かりま、分かった。

優奈(ゆうな)

なんで優希くんは
私と帰ってくれるの?

優希

友達、他の子と帰るって聞いたから。
それに、友達が居ないって
言ってたから。

優奈(ゆうな)

話聞いてたんだ

優希

俺もそんな感じだったから。

優奈(ゆうな)

優希くんも!?
でも輪の中に入ってなかった?

優希

今はね。小学生の時は
こんなんじゃなくて

優奈(ゆうな)

そうなんだ。

優希

だから余計助けたいんだよ。
君の友達、登校も下校もしないって
どういう事なん?

優奈(ゆうな)

友香はいつもそうなんだ。
どんどん友達が出来て、
先約もして私が入る隙が
ないんだよね。

その後は優希くんと 仲良く話して分かれ道まで来た

優奈(ゆうな)

あっ私こっちだから。
今日は色々ありがとう!

優希

学校でも話してこいよ。
今日、ずっと見てただろ。

優奈(ゆうな)

やっぱ気づかれてたんだ
うん、ちゃんと話すね

優希

じゃあまた明日。
ちゃんと前見て登校してこいよ

優奈(ゆうな)

了解

優奈(ゆうな)

(やっぱり、優希くんは優しいな。)

と、心のどこかで思っていた。

1話終了

あの日の出来事を私は一生忘れない

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