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愛された王子と誰にも愛されなかった奴隷の話

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愛された王子と誰にも愛されなかった奴隷の話

2 - 愛された王子と誰にも愛されなかった奴隷の話 ♯2

♥

1,838

2022年08月31日

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城の中へ入ると明るく僕の居たところとは比べ物にならないくらい綺麗な内装だった

そこらじゅうから 「おかえりなさいませ、きんとき様」 と聞こえる

あの事を思い出してきんとき以外の声は怖くって震えてしまう

大丈夫、僕は今までこんな事耐えてきた 大丈夫、大丈夫、、、 「はっ、、はぁっ、、っ、はっ、」

角へ曲がり、誰にも見えない所へ行くときんときにぎゅっとされる 少し戸惑ったが、ぽんぽんとされる一定のリズムに安心して身を任せる

きんとき

大丈夫、俺が居るよ
安心して、大丈夫だから息を整えよう
俺と一緒に息を吸って

きんとき

吸って、、

Broooock

はっ、、、すぅ、

きんとき

吐いて、、

Broooock

はぁっ、

きんとき

吸って、、

Broooock

すっ、、

きんとき

吐いて

Broooock

はっ、はぁっ、

きんとき

そうそう、いい子だね
どう?良くなった?

Broooock

うん、、ありがとうきんと、、
間違えた、きんとき様っ

きんとき

あはは、ごめんね?一応城内だからね
もうちょっとだけ我慢してね

ぎゅっとしてくれたまま話してくれる あぁ、ほんとに優しいな

きんとき

これから俺の父上の所へ挨拶しに行くね
何言われても大丈夫、俺だけは絶対にぶるーくの味方だから

Broooock

うん、、うんっ!!

大きな広間のようなところに出ると真ん中に人影が見えた

きんとき

ただいま帰りました、父上

父上

あぁ、おかえり
隣のヤツは誰だ?

きんとき

この子は、、俺の奴隷です
とても従順で反抗しません、とてもいい子です

父上

ふぅん?まぁ、いいだろう
それで?そいつは部屋に入れとくのか?牢屋に入れとくのか?

“牢屋” その言葉を聞いた瞬間 僕の背中がゾッとした また閉じ込められるのではないかという恐怖に

きんとき

あぁ、この子は部屋に入れます
ここまで来て暴れる事は無いと分かったので

父上

なるほどな、分かった
だが、何があったら言えよ?

きんとき

もちろん分かっています

父上

そうか、なら良かった
お前はこの国で愛されたやつだからな
そんなお前に何かあってはこの国は崩壊では済まない、

きんとき

十分承知の上です
ではこの辺で失礼します

きんときに首輪を引っ張られる 僕が痛くならない程度に ただ、ジャラジャラと鳴るそれは嫌いだ

あぁ、早く外れないかな

なんて思ってるときんときはある部屋の前で止まる

きんとき

ここが俺の部屋だよ
さぁ、入ろっか

中へ入ると、綺麗に整頓された広い部屋だった

わぁぁ、と部屋を見渡していると きんときに手招きされたのでそっちへ向かう

きんとき

首輪外すからあっち向いて少しだけ下向いて

Broooock

うんっ、分かった~

言う通りにして少し待っていると、カシャンと外れる音が聞こえた

首に手を持っていくと、重りとなっていた僕を苦しめるものは無くなっていた

きんとき

ここではもう自由だよ
ゆっくり羽を伸ばしてね

Broooock

っ、、!!
きんときっ!!大好き~!!

きんとき

わ、っとw
急に抱きつかないでよwびっくりした

Broooock

えへへ~、ごめんごめん

きんとき

まぁ、いいやっ
許してあげる

きんとき

今日はもう疲れたでしょ?
遅い時間だしもう寝よっか

Broooock

うんっ、じゃあおやすみ!

きんとき

おやすみって、え!?
床で寝ちゃダメだよ、体痛くなっちゃう

Broooock

え、、でも僕いつも床で寝てたし、、

きんとき

だ~め!ほらベッド半分貸すから
こっちにおいで?

きんときは、ぽんぽんとベッドを叩く 僕はのそのそときんときに隣に入る

きんとき

うん、いいこだね

きんときは僕の頭を撫でてくれる その手は僕より小さいけど、大きく感じで安心できる

きんとき

じゃあ、おやすみ
いい夢見てね

Broooock

うんっ!おやすみ!

僕は今までの疲れたを取るかのように すぐ眠りについた

俺は夜に目が覚めた 凄く珍しいと自分で思った

隣を見ると、すやすやと可愛い寝息を立てて眠るぶるーくがいた

さらっと髪の毛を触ると腫れてる所を見つけた それに、腕を見ると傷だらけだ

あぁ、こんなに可愛いぶるーくを痛めつけて 村のやつ、殺しとくべきだったな

俺はぶるーくに顔を近づける

きんとき

、、、

きんとき

寝てるし、1回ならいいよね、

きんとき

ん、、

俺はキスをした 多分人目惚れだったのだろう 俺よりも澄んだ青い瞳に

きんとき

ほんとに綺麗

頭を撫でつつ、想いに浸る

きんとき

、、、おやすみ

あっ、ども 主です

書くのだるぅとか思ってたらかなり月日が経ってました 申し訳ないです

まぁ、沢山の反応があれば 早いかもしれないし、そうでもないかもしれないです

そのうち短編集上げようかなとか思ってるので、リクエストとかあったらこちらのコメントへどうぞ

主は、金ブロ組とか暴力組好きです まぁ、地雷はありませんので お気軽にどうぞ~

今回の感想やハート、フォローも待ってます~ では、次の更新までsee you

投稿日 2022/08/31

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コメント

3

ユーザー
ユーザー

最高すぎです! 続き待ってます!

ユーザー
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