俺の家は昔から貧乏だった
お父さんは俺が幼い時に病気で亡くなったらしい
借金も沢山あったし、世間から見れば俺たちは決して幸せな家庭には見えていなかったと思う
それでも俺は毎日が楽しかった。明るかった
母さんは毎日夜遅くまで働いていて帰ってこなかった
確かあの日も、俺は部屋で母さんの帰りを待っていた
ピンポーン
玄関のインターホンが鳴る。母さんだ
そう思って俺はドアを開けた。
「おかえり!」
でも、そこに居たのは母さんじゃ無かった
警察だった
なぜこんな所に警察が来たのか、まだ理解できていなかった
その後に聞こえてきた冷たい声
「警察の者です、お母様の事で話があります」
変な胸騒ぎがした
その後を聞きたくなかった
「残念ですが、お母様はお亡くなりになりました」
頭が真っ白になった。全身に鳥肌が立った。
「どうして、、ですか?」
恐る恐る聞いた。あの時の俺の声は凄く震えていたと思う
「ごめんなさい、全てこちらの責任です、もっとよく見ていれば、、」
聞いてみれば、母さんは通り魔に襲われたらしい
しかもその通り魔の正体は『警察』
許せなかった
許したくなかった
なんで母さんが殺されなければならなかったんだろう
なんで人を守るはずの人が人を殺すのか
理解出来なかった
その日から俺は決断した
『マフィアになろう』
そうすれば母さんの仇が打てる、
そうやって、関係のない人達を沢山殺してきた
途中に気づいた。こんなの仇討ちでもなんでもないって
この仕事も本音を言うと辞めたかった
でも後戻り出来なかった
桃
茈
赫
翼
桃
桃
茈
赫
桃
桃
桃
泣いちゃ駄目だ
茈
桃
茈
桃
茈
茈
茈
桃
桃
茈
茈
あれ、なんでだろう…
この人になら、言っていい気がする
主
主
主
主
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