噂の先輩

脱出方法を考えるべく

私は部屋に戻る途中に

鳴海に怪しまれないくらいに周りを見渡した

解放時の隙を使った玄関からの脱出が

下手に窓から出たりするよりも脱出しやすいと思い

私は玄関を見た

でもそこには

いくつもの補助鍵が付いていた

ディンプルキータイプやらダイアル式やら無数に

と全てお見通しだ

と言わんばかりの顔をした鳴海が

私の顔を覗き込んできた

冷や汗が止まらなかった

と鳴海は笑いながら

私の頭を撫でた

手を出してこないとはいえ

この時私は思い知らされた

こいつら結構本気なんだな、と

話を聞く限り

大学が終わってからのこの2人は

一日交代で家事とバイトで回す事にしているらしい

基本的な監視は手が空いてる方がだとか

計画的だなぁ

私は少しの間、

脱出計画を立てるのを中止する事にした

と、質問してくる鳴海

いつの間にかリビングに着いていたみたい

まあ正直言って

一緒に話したりして居てつまらなくは無い

一瞬このままでもありかな

とか思ったりもしたが

こう見えて心は割と繊細な方の私は

もう既に若干ホームシックになりかけていた

用意されていたご飯は

いつも食べているテイクアウトの物よりも

どこか温かくて、美味しかった

優等生め

ご飯に罪は無いもんね

私達は晩御飯を堪能した後

仲良く3人でソファーに座り

丁度放送していたホラー番組を見初めた

※ 落書き通ります

イラストはイメージです。

まじかよ

せめて単位くらい取らせてくれるかと思ったじゃん

この後は特に何も無かった

歯磨きなどを済ませてから部屋に連れて行かれた

そして今日の就寝時の監視は鳴海らしく...

ｶﾞﾁｬｯ

何もしてこなそうで安心

と思ったのも束の間

( (〃　　)ﾁｭｯ

恥ずかしすぎて顔を見てられなくなった私は

布団に顔を埋めた

ちょろすぎてかわいいなぁ...

これからもずっと養ってやるからな♡

耳元で囁くなよ///

泥酔の次の日がまさかの1日すぎた疲労もあって

私はすぐに気を失ったかのように寝てしまった

次の監視当番は保科くんです(￣▽￣)

ちなみにここのお家の間取りは

こんな感じです

さすがに大学生設定なので一軒家は違うかなと思ったので

メゾネットタイプになります︎👍🏻 ̖́-

それではまた次回👋

next ♡ 300

暇すぎて300行かなくても出しちゃうかも(笑)