黒川王子は可愛い男子と恋をする。

それから、3週間の間

黒川さんは、俺の家で過ごしていたのだが…

俺は少しだけ不満を感じている。

たった今

男のプライドをへし折られた。

これは所謂、偏見と言うやつなんだろうけど

身長は彼女のほうが明らかに高い。

でも、着ているシャツは俺の方が大きい。

それから、１つびっくりした事

〜ある日の話〜

チラッと見えたノートには

大量の復習問題が書いてあった。

天才＝努力しなくても出来る人

って無意識に思ってたけど

彼女の場合は

努力を続けた結果の天才なんだろう。

運動もそう

自主的にストレッチしたり

休校で身体が鈍らないように

最大限の努力をしてる。

それから…

連絡の取れないお母さんが心配の筈なのに

俺の前では不安そうな顔すら見せない。

信用されてないとかではなく、

元々、そうなんだと思う。

ただ少し何かモヤッとするけど…

それは何でか分からない。

因みにお母さんについては…

こんな感じで至って冷静

✕✕地区は一部に山があって

そこから、土砂崩れになっているらしい。

川も後一歩で氾濫という所で

何とか豪雨は収まった。

でも何だろう

よく当たる俺の嫌な予感。

でも取り敢えず今日は寝る。

午前９時

目の前には綺麗な形のオムレツがある。

備え付けのパンやサラダとの相性は

言わずもがな抜群だろう。

一口食べるとすぐ納得がいった。

彼女は非の打ち所がない努力家だった。

本当、尊敬する…✨

だから、俺は気が付いてなかった。

知らない内に彼女に落とされていることに…