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久しぶりの試合

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久しぶりの試合

1 - 久しぶりの試合

♥

51

2022年12月07日

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-廊下-

バッツマン

今日も試合がない、か…。

バッツマン

いいよな、試合が出れる奴は。(窓から試合に向かう人影を見て)

バーメイド

あら、ガンジじゃない。外なんか見てどうしたの?

バッツマン

…バーメイドか。

バッツマン

外を見るのに、理由なんてないだろ。(視線を逸らし)

バーメイド

ふーん…、試合に行ったメンバーを見てたんだ。(窓から覗き)

バーメイド

もしかして、自分も出たかったとかかい?

バッツマン

……俺は別に。

バーメイド

(…わかりやすいね。)

バーメイド

まぁ あたし達は最近試合がないからねぇ。

バーメイド

新しい仲間も増えたから当然、出番は減るわよね。(少し寂しそうに)

バッツマン

…しかし、俺が来る前にいた奴らは 普通に試合に出ている。

バッツマン

何故だ…?

バッツマン

俺は他の奴らよりハンターと戦える。

バッツマン

このバットとボールがあれば…。(手に持ったバットを握りしめ)

バーメイド

仕方ないよ、出番のないあたしらに出来ることは…

バーメイド

帰ってくる皆を出迎えてあげることさ。

バッツマン

そういうのは俺より、他の奴らが出迎えた方が嬉しいだろ?

バッツマン

俺には仲のいい奴なんかいないからな。

バーメイド

そう言わずに、あんたも出迎えてやりな。

バーメイド

仲間の喜びを分かち合うってのもいいもんだよ?

バッツマン

あんたはその手に持ってる酒瓶を飲みたいだけだろ。

バーメイド

そ、それも勿論だけど。

バーメイド

あたしも試合に勝って戻った時なんかはさ、

バーメイド

皆に出迎えてもらえて嬉しかったわよ?

バーメイド

その時は、飲める奴らと夜遅くまで飲んでたねぇ〜。(思い出しては)

バッツマン

…聞くまでもないな。

傭兵

よー、お前ら。何話してんだ?(廊下から歩いて来て)

バーメイド

あら、ナワーブじゃないか。

バーメイド

今日は試合はないのかい?

傭兵

今日はBANされたからないな〜。

バーメイド

ははっ、それは残念だねぇ。

傭兵

本当だぜ、全く俺をBANしやがって…。

傭兵

今日は肘当ての調子が良いのによ。(肘当てを触りつつ)

バーメイド

まぁでも、あんたはほぼ試合に出てるんだ。

バーメイド

疲れも溜まっているだろう、

バーメイド

今日は休息だと思ってゆっくりしたらどうだい?

傭兵

……ま、それも有りか。

バッツマン

フン、黙って聞いていれば。

バッツマン

試合に出れるだけでまだいい方だろ。

バッツマン

おめでたい奴め。(冷たくあしらい)

傭兵

なっ!何だよ、冷たいなガンジ。

バーメイド

はいはい、喧嘩しないの。

傭兵

お、おう悪ぃ…。

バッツマン

俺はこいつと喧嘩なんかしていない。

傭兵

(…こいつ俺だけ態度が違うじゃねぇか、可愛くねぇなぁ…。)

バーメイド

ちょっと、ナワーブ。(密かに小耳を挟んで)

傭兵

ん、何だ?

バーメイド

あんたに頼みたい事があるんだけどさ、

バーメイド

今度ガンジと一緒に試合に出てくれないかい?

バーメイド

…最近試合に出れてなさそうだからね、頼むよ。

傭兵

い、いや、何で俺なんだよ?

傭兵

俺はガンジとあまり喋った事はねぇぞ?

バーメイド

あんたのコミュ力なら大丈夫さ、

バーメイド

女のあたしより、男友達がいた方が良いと思うんだよ。

傭兵

いやそうかもしれねぇが…、なんか俺の事めっちゃ見てくるんだが。

バッツマン

……(横目で見つめており)

バーメイド

馬鹿だねぇ、それはきっと誘ってくれるのを待ってるんだよ。

傭兵

ほ、本気か…?

傭兵

殺意を向けられているようにしか見えないんだが。(首をすくめて)

バッツマン

…おい、お前ら何ブツブツ話している。

バーメイド

! あら、ガンジ。蚊帳の外でごめんね。(苦笑)

傭兵

あぁ、悪い。そういやガンジよ。

傭兵

良かったら今度一緒に試合行かねぇか?

バッツマン

バッツマン

……急にどうした?

バッツマン

お前とはそんなに面識はないんだが。(試合と聞いて、若干そわそわしつつも)

傭兵

そんなの関係ねぇよ、俺達は同じ陣営なんだ。

傭兵

たまには一緒に試合に行ったっていいだろう?

バッツマン

……。

バッツマン

仲良しごっこがしたいなら他を当たってくれ。

傭兵

(こ、こいつ…本当 可愛くねぇ!)

バーメイド

まぁまぁ、ガンジも一緒に行ってきたらどうだい?

バーメイド

せっかく誘ってくれたんだし、…それに。

バーメイド

あんたが手に持ってる獲物の調子も確認できるチャンスだよ?

バッツマン

…む、そうだな。

バッツマン

おい、傭兵。

傭兵

な、何だよ?

バッツマン

気が変わった、俺も一緒に行ってやる。

傭兵

そ、そうか。

傭兵

じゃあ、日程が決まれば伝えるな。(何故上から目線…。)

バッツマン

? 今からじゃないのか。

傭兵

いや違うな?

傭兵

今からだと もう試合は始まってると思うぜ。

バーメイド

ん、向こうから誰か走ってくるよ?

庭師

はぁ、はぁ…やっと見つけたの…。(息を切らしながらこちらへ向かい)

バーメイド

エマ、そんなに息を切らしてどうしたんだい?

バーメイド

あんた確か、試合に行ってたんじゃ…?

庭師

そうなの…、人を探していて…。

庭師

今から始まる試合に、急きょ2人足りないなの。

庭師

お願いなの、誰か2人 試合に来て欲しいなの!

バーメイド

その、元いた2人は一体どうしたのさ?

庭師

それが…。

庭師

トレイシーは徹夜続きで寝不足で、

庭師

イソップさんは部屋から出てきてくれないなの…。

庭師

もう!本番直前に知らされたから大変だったの。(頬を膨らませ)

バッツマン

…だったら、俺が行こう。

バッツマン

おい傭兵、お前も行くだろう?

傭兵

え、俺も?

バッツマン

喜べ、今から試合が出来るぞ。

バーメイド

ふふ、あんた達頑張ってきなよ?

バーメイド

エマ、この2人が行きたいみたいだけど大丈夫?

庭師

あ、ありがとうなの!2人が来てくれたら心強いなの!

バーメイド

あたしは、あんた達の帰りを酒と待ってるから。

バーメイド

勝って戻ってきなよ?

バッツマン

…好きにすればいい。(そう言い、準備して向かい)

庭師

…あっ、ガンジさん!

庭師

試合会場はそっちの方向じゃないの〜!(慌てて後を追い)

傭兵

…意外とあいつ方向音痴なのか。

傭兵

さて、俺も行くとするか。(背伸びして)

傭兵

誰かさんの頼みの為にな。

バーメイド

あら、まだいたのかい?

バーメイド

勝ったら肉でも奢ってやるよ。(得意げに笑い)

傭兵

肉…だと!?

傭兵

よし、覚えたからな。ちゃんと用意してくれよ?

バーメイド

ははっ、そう言うのは勝ってから言うんだね。

傭兵

おう、肉焼いて待ってろよ〜!(そう言い残して試合に向かい)

-試合待機場-

庭師

お、遅れてごめんなさいなの〜!

「囚人」

あぁ、大丈夫だ。もう少しで始まるから席に着いてくれ。

庭師

間に合ったなの、……あっ!

庭師

こっちの席に座って欲しいなの!(手招きし)

バッツマン

…わかった。(席に座り)

「囚人」

ん?君は確かバッツマンのえーっと…。

バッツマン

……。(無言で見つめ)

「囚人」

…名前、教えてくれるかい?

バッツマン

……バッツマンだ。

「囚人」

いや、役職じゃなくて…。

庭師

ルカさん、この人はガンジ・グプタさんなの!

庭師

ガンジさんはなんと、ハンターをスタンさせる事が出来るの!(自慢げに)

バッツマン

おい庭師、余計なことを言うな。

「囚人」

ほう!それは頼もしい限りだね。

「囚人」

おっと、私も名乗った方がいいみたいだ。

「囚人」

「囚人」ルカ・バルサーだ。

「囚人」

よろしく頼むよ、グプタ君。(にこりと笑い)

「囚人」

共に協力し、試合に勝とうではないか。

バッツマン

俺は仲良くする為に来たんじゃない。

バッツマン

……試合に来たんだ。(横目で見て)

「囚人」

あ、あぁ。うん、そうだね。

「囚人」

君は、元気があってよろしい!みたいな感じだね〜。アハハ‥

「囚人」

(うーん、圧が凄いなぁ〜…。)

庭師

そう言えばエマ、ガンジさんと一緒の試合は久しぶりなの!

庭師

ガンジさん緊張してないなの?

バッツマン

緊張してないと言ったら嘘になる…が。

バッツマン

久しぶりに試合に出れるんだ、

バッツマン

むしろ昂ってるな。(バットを手に持って)

「囚人」

おやおや、随分張り切ってるね〜。

「囚人」

今日出る予定の人達にも見習ってほしいくらいだ。(ニヤニヤと笑みを浮かべ)

庭師

本当なの!イソップさんは部屋に鍵をかけて出てくれないし。

「囚人」

レズニック君も頭は良いが、体力をもう少しつけないとね。

「囚人」

私なら三徹夜くらい余裕だよ。

庭師

ルカさん凄いなの!エマも徹夜してみようかな?

「囚人」

睡眠不足は肌の天敵だよ、エマ君には少し早いんじゃないかな〜。

庭師

むーっ、エマも徹夜してみたいなの〜!(頬を膨らませ)

バッツマン

…夜くらいは早く寝ろ。

バッツマン

疲れを翌日に持ち越すだけだ。

「囚人」

ふむ、グプタ君は早寝早起き派のようだね?

バッツマン

朝は外に出てクリケットの練習をしているから、まぁ早いと思う。

「囚人」

ふふ、私は朝も夜も部屋にこもりっぱなしだよ。

「囚人」

試合は呼ばれたら行くがね。

庭師

じゃあガンジさんも一緒に徹夜するなの!

バッツマン

待て、どういう流れでそうなる。

庭師

? だって、ガンジさん。

庭師

徹夜した事なさそうなの。

バッツマン

別に、徹夜はしなくていいだろう。

庭師

そう言わずになの!エマ、徹夜仲間が欲しいなの!

「囚人」

だそうだぞ、グプタ君。

バッツマン

ええい、しつこい!

バッツマン

そもそも、俺は仲良くしに来たんじゃない。

「囚人」

でもこうして、

「囚人」

私たちと仲良く話しているじゃないか。(笑顔で言い)

バッツマン

…っ!!それは…。

傭兵

おーなんか盛り上がってるな。(遅れて席に座り)

庭師

あっ、ナワーブさんなの。来てくれて嬉しいなの!

「囚人」

最後の一人は誰かと思ったらサベダー君か。

「囚人」

ちょうど今、親睦を深めていた所だよ。

「囚人」

今回はBANされなかったんだね?

傭兵

あぁ、何とかな。

バッツマン

フン、遅いぞ傭兵。迷子にでもなっていたのか。

傭兵

方向音痴の奴に言われたくねぇよ、

傭兵

ちょっと遅れただけだろ?

「囚人」

まぁまぁ、落ち着くんだ。

庭師

! そろそろ始まるみたいなの。

庭師

皆準備はいいなの?

「囚人」

私は大丈夫だよ。

バッツマン

準備ならもう出来ている。

傭兵

おう、ささっと終わらせようぜ。

庭師

エマも準備完了なの!

-試合開始-

-聖心病院-

バッツマン

……ここに立つとやはり空気が違うな。(暗号機を解読しながら)

バッツマン

さて、ハンターはどこに来る?

傭兵

「ハンターが近くにいる!」

バッツマン

む、傭兵の方に行ったか。

バッツマン

あいつは確か、肘当てがあるから補助はまだ必要なさそうだな。

傭兵

ぉーい!ハンターが来るぞー!

バッツマン

…っ!?言ってる側から来たか。

バッツマン

ハンターはどんな奴だ…?

ボンボン

ボンボン、サバイバータオス。(爆弾を置きながら近付いて来て)

ドーン!!(爆弾が連鎖し爆発して)

バッツマン

な、何だあのロボットは!?(バットを構えて)

バッツマン

くっ、考えている暇は無い。

バッツマン

くらえっ!(ブースト状態でボールを打ち)

ボンボン

ボンボン

ボンボン、メガマワル…。(その場で立ち尽くし)

バッツマン

よし、命中したぞ!どうだ見たか!(ガッツポーズをして)

傭兵

ガンジ、ナイスだ!今のうちに病院の中に入ろう。

バッツマン

いや、俺はまだ打ち足りないぞ。

傭兵

いいから!行くぞ!(相手の後ろ襟を持ち、肘当てを使いながら駆け込み)

バッツマン

うぉっ…!?

-病院の2階-

傭兵

ここまで来れば多少、時間は稼げるか…。

バッツマン

おい、傭兵…

傭兵

……はぁ、お前なぁ。

傭兵

ハンターの相手をするのはいいが、

傭兵

俺達の道具には数に限りがあるんだぜ?

傭兵

…例外の奴もいるけど。(小声)

傭兵

今は解読に専念して、ゲートを解放する事に集中しろ。

バッツマン

しかし、誰かが囮にならないと駄目だろう。

傭兵

俺やお前は解読が遅いから狙われる事はあまりないが…。

傭兵

あとの二人は、俺達より解読が早いから狙われたらまずい。

バッツマン

だから、俺の出番だろう?

傭兵

……程々にしろよ?吊られても知らねぇぞ。

バッツマン

いいから任せろ、俺は行く。

傭兵

……うぐっ!(ダメージが遅延して)

バッツマン

! おい、攻撃をくらっていたなら早く言え。

傭兵

これくらいどうって事もねぇよ、

傭兵

あと一撃は耐えられる…。

「囚人」

おや、2人とも丁度いいところに。(階段から登って来て)

傭兵

よぉ…、暗号機はあと何台だ?

「囚人」

あと2台だね。

「囚人」

ここと小屋の暗号機を送電するからあと少しだよ。

バッツマン

おい、お前も怪我してるじゃないか。

「囚人」

ん、あぁ、そうだった。

「囚人」

いや〜、さっき途中で光る物体が落ちていた物だからね。

「囚人」

何かと思ってわくわくして拾ったらさ、

「囚人」

目の前で爆発しちゃって大変だったよ。(笑いながら)

傭兵

何やってんだよルカ、まさかお前。

傭兵

今回のハンターと戦うのは初めてなのか?

「囚人」

あぁ、多分。 まだ姿は見ていないがね。

バッツマン

俺もあんなハンターは見たことがない。

バッツマン

どちらかというと、ハンターっていうよりロボットに近いがな。

「囚人」

なっ、ロボットだと…!?

「囚人」

それは実に興味深いではないか!(目をキラキラさせ)

「囚人」

よし、

「囚人」

次は私がチェイスに入ろう。(外へ出ていこうとして)

傭兵

おい、

傭兵

どさくさに紛れて吊られに行こうとするな。(ルカの肩を掴み)

傭兵

怪我人は黙って解読してくれ。

「囚人」

ふっ、私がわざわざ吊られに行くとでも?

「囚人」

よく見ればサベダー君も、怪我を負っているではないか。

傭兵

そうだな。

傭兵

だが俺は人一倍頑強だから、

傭兵

怪我してないのと当然だよなー。

「囚人」

むむっ、そう来るかね…。

庭師

「ハンターが近くにいる!」

バッツマン

! 庭師が追われている。

バッツマン

場所的には近いな…。

バッツマン

よし、少し補助を入れてくる。

バッツマン

お前らは解読していろ。

「囚人」

おぉ!!

「囚人」

下に見えるあのロボットがハンターなのかい!?(2階から見下ろし)

バッツマン

っ…!?言ってるそばから…。

傭兵

おい、ルカも手伝ってくれよ!(暗号機を解読しながら)

「囚人」

あぁ、わかったよって。

「囚人」

おぉっと!?足元が滑った〜。(病院の外へ落下して行き)

傭兵

!?

バッツマン

おい、囚人!!

傭兵

おいこら!わざとだろ!!

「囚人」

「私から離れて!」

庭師

庭師

え、えぇ!?ルカさんが落ちてきたの!?

「囚人」

やぁ、エマ君。

「囚人」

次は私がチェイスを代わろう。アイタタ‥

庭師

ル、

庭師

ルカさん!後ろ…!!

「囚人」

ん〜?(後ろを振り向き)

ゴンゴーン…(存在感が上がり)

ボンボン

ボンボン、サバイバーノダウンヲカクニン。

ボンボン

コレヨリロケットチェアへイドウスル。(風船状態で近くの椅子に座らせ)

庭師

ルカさん!!

「囚人」

いてて…、

「囚人」

殴るのはもう少し優しくしてくれると有難いんだが…。

「囚人」

それより、君はボンボンと言うのだね!

「囚人」

お初にお目にかかる。

「囚人」

私の名はルカ・バルサーだ、もし良ければだね。

「囚人」

君の身体を触ってもよろしいだろうか?(キラキラした目で見つめ)

ボンボン

……。

「囚人」

大丈夫だ、優しく触るからね?

ボンボン

…ヘンナサバイバー。オマエアトスコシデトブ。

庭師

ルカさん何やってるなの!

庭師

も、もう…!

庭師

怖いけど、今助けるなの…!

ボンボン

ボンボン

ボンボン、サバイバーヲハッケン。

ボンボン

ボンボン、サバイバータオス。(攻撃を振りかぶり)

庭師

…あっ。

ガゴンッ!(硬い音が響き)

庭師

……。

庭師

あ、あれ?

バッツマン

ったく、

バッツマン

どいつもこいつも、世話の焼ける連中だな。(バットを構え下ろし)

ボンボン

!?

ボンボン

ボンボン、メガマワル…。(スタンしており)

庭師

ガンジさん!!

庭師

た、助か…。

バッツマン

何をやっている!早く救助しろ!

庭師

は、はいなの!(救助しては)

「囚人」

あぁ…!ボンボン大丈夫かい!(駆け寄ろうとし)

庭師

ルカさんはこっち、なの!!(手を繋ぎ小屋方面へ向かい)

バッツマン

おい傭兵!

バッツマン

あとどれぐらいだ!!(2階に向かって大声で言い)

傭兵

ぐっ…、俺に解読を任せやがって。(解読中)

傭兵

…よし、暗号機寸止め完了だ!

バッツマン

今だ、上げてくれ!!

傭兵

おう、わかった!

プォーン(脱出ゲート解放)

バッツマン

……さて、俺もゲートへ向かおう。(病院を経由し)

ボンボン

ボンボン、ニガサナイ。(爆弾を投げながら追い)

バッツマン

バッツマン

(ハンターの目が赤い、嫌な予感がする。)

バッツマン

クソっ、ゲートまでたどり着けるか…。

一方、傭兵達は…。

-小屋ゲート前-

庭師

…ルカさん、ナワーブさんゲート開いたの!

傭兵

おっしゃ!これは勝ったな。

傭兵

あとはガンジも来てくれればいいんだが…。

「囚人」

ついでにボンボン君も連れて来てくれないだろうか…。

傭兵

ルカお前まさか、ハンターに近付くんじゃねぇだろうな?

「囚人」

んぐっ!?

「囚人」

そ、そんな事するわけないじゃないか…。(目を逸らし)

庭師

あっ!

庭師

あれガ、ガンジさんなの!(指をさして)

バッツマン

はぁ、はぁ……。(片方の腕で肩を押さえながらゲートへ向かい)

傭兵

ガンジ!こっちだ!(ゲートから離れ)

庭師

あっ!ナワーブさん!

バッツマン

バカ…!こっちへ来るな!

ドッ‥(鈍い音がして)

傭兵

っ……!!は、早く走れ…!

バッツマン

お、おい…!

ボンボン

ツギノコウゲキマデ5、4、3…

バッツマン

(すぐ後ろにハンターが…!)

傭兵

だ、大丈夫だ。

傭兵

だがもう俺は壁を出来ないぞ…。(よろよろとゲートへ走り)

庭師

ガンジさん、ナワーブさん!あと少しなの!

バッツマン

くっ!

バッツマン

あと1つボールがあったはずだ…。(バットを構えて)

「囚人」

あ、危ない!!(ハンターの目の前に滑り込み)

庭師

ル、ルカさん!!?

バッツマン

おい囚人何やってるんだ!!

バッツマン

そこをどけ!!

「囚人」

これ以上ボンボン君には怪我をさせな…

「囚人」

ぐはっ…!

ボンボン

ボンボン、サバイバーノダウンヲカクニン。

ボンボン

コレヨリロケットチェアへイドウスル。

バッツマン

させるか…!(ボールを取り出そうとし)

バッツマン

って、ボールがない…!?

「囚人」

……ふっ。

「囚人」

滑り込みの途中、拝借させて貰ったよ。(風船状態でボール見せつけ)

傭兵

な、何やって……ぐっ!

庭師

ナワーブさん体力がそろそろ尽きそうなの…!

傭兵

ちょ…、俺は先に出るぞ…。

傭兵

ルカあとで覚えとけ…。(そう言い残して脱出し)

「囚人」

ははっ…これは後が怖いね…。(椅子に座られながら)

「囚人」

さて、ボンボン君。

「囚人」

さっきは隅々まで見れなかったからね。

「囚人」

ふふ、君のことをもっと知りたいんだ。

ボンボン

……。

ボンボン

マタヘンナサバイバー。

ボンボン

ボンボンノコトシッテルノバルクダケ。

「囚人」

ふーん、あの爺さんが作ったのか。

「囚人」

じゃあ私にも教えてくれないかい?

「囚人」

よし、次は。

「囚人」

気になってた胸の構造でもじっくり見させて貰おうかって……。

「囚人」

おや、おかしい。

「囚人」

だんだんボンボン君の身体が小さくなっていくぞ?

バッツマン

…あっ、すまん。

バッツマン

半分超えていたんだったな。(頭を掻き)

「囚人」

え、

「囚人」

そ、それをさっきに言ってくれ〜!(空高く打ち上げられ)

庭師

ガンジさん大丈夫なの。

庭師

ルカさんには当然の報いなの。(真顔)

バッツマン

そ、そうか。じゃあ俺たちも出よう。

庭師

はいなの!

-結果-

-勝利-

-サバイバーの館-

バッツマン

何とか戻って来られたか。

庭師

なの!

庭師

…でも今日は一段と疲れたなの。(ぐったりとし)

バッツマン

大丈夫か?部屋まで送って行くぞ。

庭師

う、ううん!大丈夫なの…。

庭師

えへへ…。(笑みを浮かべ)

バッツマン

? 何笑ってるんだ庭師。

庭師

ん〜?だってガンジさん、

庭師

試合が始まる前と印象が変わったなと思ったなの。

バッツマン

……フン、何を言っているんだか。

バッツマン

俺は何にも変わっちゃいない。(背を向け)

庭師

それでもエマは今のガンジさんの方が好きなの!

バッツマン

…!

バッツマン

……す、好きとかそう簡単に言うものではないだろう。

庭師

そうなの?

庭師

エマ、エミリーにいつも言っているなの!

傭兵

おっ、お前ら戻って来たか〜!(嬉しそうに)

庭師

あっ、ナワーブさんなの!

庭師

何だか元気そうだけど、怪我大丈夫なの?

傭兵

あぁ、取り敢えずな。

傭兵

デミが肉を奢ってくれるから寝ているわけにはいかないぜ!

バーメイド

あら、あんた達。試合お疲れ様。(酒瓶を手に持って)

バーメイド

試合に勝ったんだろう?

バーメイド

ふふ、あんた達やるじゃないか!

バーメイド

今日はパーっと飲みな!(テーブルいっぱいに料理が並べており)

庭師

デミさんありがとうなの!

傭兵

おぉ美味そうだなぁ!

傭兵

あっ、そうだデミ!俺の肉は!?

バーメイド

はいはい、あっちのテーブルに置いてあるよ。

傭兵

よっしゃ肉〜!!(テーブルに駆け込み)

バーメイド

本当に、あんたは肉が好きだねぇ。

バッツマン

バーメイド、お前1人で作ったのか?(料理を見て)

バーメイド

そうだよ、他の人に手伝わせてもよかったけど…

バーメイド

今日は少し張り切り過ぎたみたいだよ。(笑いながら)

バッツマン

そ、そうか。

バーメイド

……で、

バーメイド

どうだった?久しぶりの試合は。

バッツマン

まぁまぁだな。いつもと変わらない。

バーメイド

またまた、意地張って〜。

バーメイド

顔に楽しかったって書いてるよ。(酒を飲みながら)

バッツマン

……う、うるさい!(図星をつかれ)

庭師

そういえばルカさんがまだ来てないなの。

バーメイド

確かに、遅いわね。

「囚人」

いやー、疲れたなぁ。(試合から戻って来て)

「囚人」

おっ、今日は何だか豪勢だね?

庭師

あっ、ルカさん遅かったなの!

庭師

何してたなの?

傭兵

エマ聞くな、大方予想はつく。

「囚人」

ふふ、聞きたいかい?

「囚人」

何と私はボンボン君の後をつけに行ってたのさ!

「囚人」

飛んだ後、すぐにね。

庭師

だ、大丈夫だったの?

傭兵

よくそんな元気があったな…。

「囚人」

あぁ、おかげで研究対象が増えて嬉しいよ。

「囚人」

しばらくは部屋にこもろうかねぇ。

傭兵

おっと、部屋にこもる前に言う事があるよなぁ〜?

「囚人」

んん、な、何かしたかな?

傭兵

お前がさっき、ハンターの前に立たなかったら4逃げ出来てたんだぞ?

「囚人」

そうだが、まぁ勝ったから良いではないか。

傭兵

いや、俺は皆で逃げたかったんだ。

傭兵

ああいう危険な行動は心臓に悪い。

バッツマン

そうだな、こればかりは傭兵に賛成だ。

庭師

うんうん、エマも心配したなの!

「囚人」

み、皆…!

「囚人」

そうだったのか…、心配させてすまなかった。(頭を下げ)

バーメイド

皆無事だったんだ、今回は運が良かった。

バーメイド

だけど、次からはルカも気をつけるだよ?

「囚人」

うむ、好奇心は程々にしておくよ。

バーメイド

よし、それじゃああんた達。

バーメイド

取り敢えず沢山飲みな!(酒を飲みつつ)

傭兵

と言いつつ、デミがいっぱい飲んでるじゃねぇか。

「囚人」

アルコールはあまり飲まない方だが、今日は頂こうかね。

庭師

エマ、あの大きいプリンが気になるなの!

バッツマン

やれやれ、少しだけ付き合ってやるとするか。

バッツマン

……。

バッツマン

…あと、傭兵。

傭兵

ん、何だよ?モグモグ(肉を食べながら)

バッツマン

………今日は、

バッツマン

誘ってくれて楽しかった…。

バッツマン

ま、また誘え…!

バッツマン

……ナワーブ。(小声)

傭兵

ぐほっ…!?(むせて)

傭兵

えっ、ガンジ今なんて…。

バッツマン

2度は言わん!

バッツマン

俺はもう帰る、早く寝ろよ。(自室へ帰り)

傭兵

ポカーン

傭兵

はっ!ガンジが照れただと…!?

バーメイド

ガンジ……、あいつがそんな事言うなんて…。(手で目頭を押さえて)

「囚人」

おやおや、明日はきっと大雨だねぇ〜?(酔っ払いながら)

傭兵

ちょ、ルカ酔うの早過ぎだろ!?

バーメイド

ははっ!もう酔ったのかい?

バーメイド

あたしはまだまだいけるよ!ヒック(もう1本追加しては)

庭師

デミさんも既に酔ってるなの…。(苦笑)

終わり

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