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へっへっへ。類くんの体を乗っ取ってやったぜ!

これぞ作者権りょ____

ふむ。僕が主の体か。なら実験に最適だね♪

___って、おや?

ゴメンナサイスミマセンデシタ

ふふっ。次やったら司くんより酷い爆破実験するからね♪

爆破!?

皆さんも気をつけましょう…ね…

あ、茶番はいいから早くしろ?その通りですね、了解です〜

今回も瑞類要素有だよ。地雷さんは逃げてね

それじゃ、行ってらっしゃ〜い

瑞希

ボクは______

瑞希

___分かんないよ。ボクが分かるわけないじゃん。

…え?

瑞希

ねえ、類。類がこれからどうするのかも、どうすればいいのか、も。

瑞希

それを決めるのは、結局は類自身なんだよ。

瑞希

少なくとも、ボクじゃない。

え…っと…?

瑞希

だけどね、類

瑞希

ボクが類の味方になってあげることはできる

…味方……?

瑞希

うん。今、類は大事にしていた人たちを失って、きっと憔悴してる

瑞希

そんな時、話を聞いてあげて、一緒に考えてあげられるような_____

瑞希

____そんな、今の類に必要な人になることはできる

…何で…

何で、そこまでしてくれるんだい…?

瑞希

…仲間って、言ってくれたじゃん、類

瑞希

あれ、結構嬉しかったんだよ

……!!

…ありがとう、瑞希

瑞希

あははっ、どういたしまして!

…最後に、もう一つ聞いてもいいかな?

瑞希

ん?

本当の僕って何だと思う?

(瑞希は分からないって言うのかもしれない。けど、どうしても聞いてみたい)

(単なるエゴだ。だけど____瑞希なら、知っているかもしれない)

瑞希

…そうだね

瑞希

ある人から見れば演出家で、ある人から見れば友人

瑞希

ある人から見れば仲間で、ある人からすれば昔馴染み?、w

瑞希

何個もあっていいと思うんだ。自分って

瑞希

それを決めるのは類じゃなくて他人。他人によって印象って180度変わるからね

…!

瑞希

……けどね、類

瑞希

本当の自分は、やっぱり自分にしかわからない

瑞希

ボクの友達にも、自分を見失ってる子がいるんだ

瑞希

だけど、その子は自分のことを見つけるために、必死で足掻いてる

まふゆ

『私は…、もう…嫌なの…!!!』

まふゆ

『…奏、絵名……、瑞希…』

瑞希

『…!!』

瑞希

…その子みたいになれとは言わないけどさ

瑞希

類も、自分を見つけるために動かないといけないんじゃないかな

…自分を見つけるために…

瑞希

(なーんて、偉そうに言ってるボクも___)

本当の自分なんて分からないんだけどさ…

…?何か言ったかい?

瑞希

!…んーん、何も?

…そうかい?

…あまり長居するのも悪いし、そろそろ帰ろうかな

瑞希

え、そうなの?まだ雨降ってるけど…

これくらいなら平気だよ。ショーで濡れることは日常茶飯事だからね

瑞希

…さ、さすがと言うか何と言うか…

ふふっ。それじゃあね、瑞希

瑞希

…うん。またね!

瑞希

って、あ!最後にさ、これだけは覚えておいて欲しい

ん?何だい?

瑞希

司先輩達はきっと、類に戻ってきて欲しいと思うよ

……え?

瑞希

ボクから言えるのはここまでだね♪

瑞希

じゃあねー!天才演出家さん!

ちょ、今のってどう言う意味____

瑞希

あ、雨あがった!帰るなら今がチャンス!!早く早く!また雨降ってきちゃうよ!

ちょっ、押さないでくれ瑞希!

何だか追い出されるようにして帰ってきたけど…

あれは、どう言う意味だったのかな…

…ん?

旭さん

類くん、明日は休日だけど予定はどうかな?

ええ。大丈夫です

旭さん

そうか。なら駅前のカフェに12時でいいかな?

分かりました

瑞希と喋って、少し楽になったのかな

旭さんと会うのが、そこまで億劫じゃなくなった

…司くん達は、今頃何をしてるのかな…

他の演出家を雇ったのかな…

……嫌、だな…

!!!…僕は何を言ってるんだ…

僕にそんなことを思う権利なんて…ないのに…

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