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優吾side
ーガチャー
優吾
ただいまー
ママ
おかえり〜。早かったのね
優吾
うん〜
優吾
なんか、お偉いさんが来て急遽会議になったらしいよ〜
ママ
へぇ〜
優吾
大我は遊んでから帰ってくるってー
ママ
うっ…！
優吾
母さん？
ママ
優吾…袋、持ってきて
優吾
わかった！
タッタッタッ！
優吾
はい！
ママ
ありがとう…
ママ
うっ…
優吾
母さん、もしかして
優吾
赤ちゃん、いる？
ママ
おそらくね
優吾
動けそうだったら、ソファー座ってて
優吾
お水持ってくるから
ママ
ありがとう
ママ
よいしょ…っと
優吾
はい、お水
ママ
うん
ママ
…ｺﾞｸｺﾞｸ)
優吾
落ち着いた？
ママ
えぇ
ママ
にしても、よくわかったわね
優吾
当たり前だよ笑
優吾
アイツらがお腹に来る度、こうやってつわり来てるところ何度見た事か
ママ
ふふ笑そうね笑
ママ
はぁ…。あなた達で手一杯だから、もう産まないって決めてたのにな…笑
優吾
ごめんね。俺らまだ子どもで
ママ
なんで優吾が謝るのよ笑
優吾
だって、俺がもう少し大きければ、あいつらのことぐらい見れるからさ
ママ
今どうこう言っても仕方ないじゃない！笑
ママ
でも、この子のことはあなた達に託そうかな
優吾
え？
ママ
なんてね笑
優吾
なんだよ笑冗談かよ〜笑
ママ
子どものあなた達に任せられるわけないじゃない笑
優吾
そうだな笑
ママ
そうよ〜笑
この時、俺は知らなかった
この言葉が、本当になることを
ママ
じゃあ、お母さんちょっと産婦人科行ってくるね
優吾
うん
ママ
あの子たち帰ってきたら、このこと教えないとね！笑
優吾
そうだね笑
ママ
晩ご飯までには帰ってくるから
ママ
家の事、よろしくね
優吾
任せて
ママ
行ってきます
優吾
行ってらっしゃい
ーガチャー
慎太郎
ただいまー！
ジェシー
おかえりー！ただいまー！
優吾
はいはい、おかえり
北斗
優兄、ただいま
北斗
樹、先生に相談あるから遅くなるって
優吾
はいよー
優吾
ジェシー、慎太郎ー、手洗えよ〜
慎太郎
はーい！
ジェシー
慎太郎行こうぜ！
大我
ただいま
優吾
おかえり
北斗
あれ、母さんは？
優吾
病院
北斗
なんでまた？
優吾
帰ってきてから話すって
大我
優兄、お風呂洗った？
優吾
あ、まだ
大我
俺洗ってくる
優吾
まじ？ありがとう
大我
あとさ、ちょっといい？
優吾
うん
優吾
あ、北斗。樹帰ってきたら先に着替えさせて
優吾
あいつ、いっつも制服のままご飯食べるから
北斗
わかってる
優吾
頼む
優吾
んで？どした？
大我
母さん
優吾
母さんがどした？
大我
妊娠…したんだろ
優吾
気づいてたのか？
大我
いや、1回家に戻ってきたんだ
大我
んで、リビングに入ろうとした時に、母さんと優兄の会話が聞こえたんだ
優吾
そうだったんだ
優吾
うん、そうだよ
優吾
母さん、赤ちゃんできたって
大我
てことは、産婦人科？
優吾
うん
優吾
もうすぐ帰って来ると思う
大我
わかった
大我
じゃあ、それまでに終わらせるわ
優吾
よろしく
大我
うん
ーガチャー
ママ
あ、優吾。ただいま
優吾
おかえり。帰ってたんだ？
ママ
たった今ね
優吾
あーね
ママ
大我は？
優吾
風呂掃除してくれてる
樹
ママー、お腹すいた〜
ママ
はいはい笑今作るわね！
ママ
北斗と優吾、手伝って！
優吾
母さん、それより先にすることあるんじゃない？
北斗
すること？
ママ
先にご飯するから、ほらほら！
優吾
うん
大我
お風呂洗い終わったよー
ママ
ありがとう、大我
大我
母さん、おかえり
優吾
母さん、大我も知ってるから(ｺｿ
ママ
え？…わかった。その話も後で聞くわね
優吾
うん
樹
ママ〜
ママ
はいはい！あ、樹！
ママ
ジェシーと慎太郎の相手してくれる？
慎太郎
え！？樹兄遊んでくれるの！？
ジェシー
やった〜！
樹
やだよ〜
優吾
樹、手空いてるのお前だけなんだから
樹
それだったら、大兄も空いてるじゃん！
大我
俺洗濯物あるし
樹
ちぇ〜。仕方ないな〜
ジェシー
やった！慎太郎、遊んでくれるって！
慎太郎
樹兄！ゲーム！ゲームしよ！
優吾
ご飯になったら終わるんだぞ〜
優吾
北斗、これ母さんに渡して
北斗
ん。はい
ママ
ありがとう…ｲｯ！
優吾
お腹、痛む？
ママ
病院まで歩いたからね
優吾
何やってんだよ〜
大我
そうだよ。タクシー使いなよ
優吾
ほら、ソファー座って…ったく…
優吾
あとは俺と北斗でするから
ママ
ごめんね
大我
荷物貸して。部屋置いてくるから
ママ
ありがと、大我
大我
うん
ｽﾀｽﾀ…
ー夕食後ー
優吾
みんな、母さんから話あるから座って？
樹
なに？ママ
大我
慎太郎、ゲーム置いてこっちにおいで
慎太郎
はーい
ほんっとに、大我の言うことだけは聞くんだよなぁ
慎太郎は
優吾
母さん、いいよ
ママ
うん
ママ
実はね、今日のお昼につわりが来たの
ジェシー
つわり…？
慎太郎
つわりって…あれ？気持ち悪くなるやつ？
優吾
そう
樹
でも、なんで？
北斗
え、え？まさか…？え？
優吾
北斗、そのまさかだよ
北斗
嘘でしょ…？
北斗
え、だって…え？笑
北斗
7人目はもう懲り懲りだって
慎太郎
ちょ、ちょっと待って。何の話？
優吾
母さんのつわりの話
大我
簡単に言うと、7人目がお腹にできたってことだよ
ジェシー
えぇ！？
慎太郎
嘘でしょ！？
優吾
ほんと
樹
なんで、大兄と優兄は驚かないの？
大我
知ってたからね
優吾
俺が帰ってきてからつわり来て、お腹に赤ちゃんがいるって話をしてて
大我
んで、その時にちょうど俺が帰ってきて、リビングに入ろうとしたらその話聞こえて
大我
びっくりして、そのまま外で暇つぶしたってわけ
ママ
そうだったのね
優吾
だから、大我知ってたんだよ
北斗
じゃあ、病院って言ったのは…？
優吾
産婦人科
ママ
エコーでね？撮ってきたのよ
ママ
そしたらほら！ここにいるでしょ？
慎太郎
うわ！すげぇ！俺初めて見た！
優吾
慎太郎が1番下だからな
樹
優兄は、俺らがお腹にできる度見てたの？
優吾
そう…だね。基本的には見せてもらってた
ジェシー
男の子！？女の子！？
大我
ジェシー、落ち着け
ママ
性別判別できるくらいまでにはいってるみたい
優吾
どんだけ気づなかったんだよ。はぁ〜…
ママ
ごめんって
樹
優兄！ママのこと泣かしたら許さないぞ！
北斗
座れ、樹
優吾
んで？男の子なの？女の子なの？
ママ
女の子だって！
ジェシー
女の子！？やった〜！
慎太郎
妹できるの！？
ママ
ふふ笑そうよ？笑
優吾
母さん、あの話本当じゃないよね？
大我
あの話？
ママ
冗談よ笑
優吾
ならいいけど…
大我
優兄、後で詳しく
優吾
あぁ
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