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桃赤

地雷さんはここで

学ぱろ

赤いふわふわの髪

きれいな肌

少しピンクがかった唇

椅子に座ってても分かる小さい体

その体を後ろの窓から入る西日が照らしている

君とは初対面のはずなのに

どこか懐かしいような気がして

あの…っ、

気づいたら話しかけてたんだ

…はい、

俺さとみっていいますっ、

はい…?

困惑するのも無理はない

初対面なのに名乗るやつなんてそうそういないだろう

よかったら…お名前、

ぇ、あ…りいぬ、です…

っ…!

ありがとうございますっ…!

え、え?なんですか…?

…っそれじゃ、!

え!?ちょ、!

後ろから声が聞こえたがまぁいい

名前を聞けただけでも大収穫だ

次の日も図書館へ行くと彼はいて

やっほ、

ぁ…また

今日も図書館いたんだ

図書委員だし…

へぇ…

これといった会話はないが

彼の隣に座れる

それだけでこの時間は至福となる

誰にも邪魔されずに

彼と二人で…

りいぬ~っ、!

るぅちゃん!?

ここ図書館!静かにね…っ?

あ、ごめんっ笑

いや誰だよ(

りいぬ、?えーっと…?

るぅとですっ、!

だからるぅちゃん!静かにっ、!

ごめんって笑

俺なんかいないみたいに

二人だけで話が進んで

…俺帰る

へ、?ぁ…うん、

少し拗ねたように言ったのが気になったのか

「じゃーね、また明日、!」

いつもより明るい声で送り出してくれた

次の日また″あいつ″がいて

俺の入る隙なんてないような気がして

図書館のドアにかけた手はいつのまにか

貸し出し期限の迫る本を握っていた

…!

そ~だ、

貸し出し期限は明後日まで

ギリギリまで返さず

なおかつ休み時間に返しにいかなければ

ほぼ100%の確率でりいぬは俺のクラスにくるだろう

あの″るぅと″ってやつも

そこまでついてくるほど暇じゃないはず

そこが狙い目だ

紙にサインペンを走らせ

本に挟む

りいぬがこれに気づくかは怪しいが

「栞挟んだままかも」

とかなんとか言っとけば

中を見ることくらいするだろう

よし…!

今日が貸し出し期限

来た来た

さとみっ、!!!

やっほ、りいぬ

どした

本!返してないでしょ!

あ、あぁ…そ~いえば…?

はぁ…早く!

返して!

ん~?

はい、!

と、本を手渡す

は、っ?

ん?

自分で返せよ

え~どうせ図書館戻るんでしょ

……

わかった、

ありがと、

あ、栞挟んだままかも

後で見とく

よし…っ!

これは完璧では…?

さとみく~んご飯食べよ

ん~?ちょっと待って

え、やだだるい僕先行ってるねぇ

んだよ…

「あ!いたよりいぬっ!」

「ええ、ちょるぅちゃんっ…」

あれこの声

ほらほら!

と、背中を押されている

え、!?

…っと!

っさとみ、!

あれ本返したよね?

いや、!そうじゃなくて…その…栞…

あ、あった?笑

っこれ!!!

と突きつけてきたのは

例の紙

どーいうこと…っ//

赤くなっている頬がかわいい

どーいうことって?笑

ぇ、あ…そのっ!

俺も…//

俺も…とは?笑

は、//

なにが俺も…なの?笑

……大好きだ、ばぁか///

んん″っ!え大好きってこんな破壊力あったっけ(

ふへ笑かわい

っ…///

髪と同じくらい赤くなった頬

君のすべてがいとおしい

end

あぁ…著しい語彙力の低下……😿

ぶくま一言

next⇢⇢⇢♡800~

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