この話は
魔法がある国での物語である
そう
記憶を失った
愛された王
"青い鬼の王"
の昔話だ
ここは鬼の森
この森に迷い込んだら最後 無事に出てきたものは 居ないとも言われる
そんな危険な森
ここに居るのは 生き延び方を知っている動物と
危険な"化け物"だけだ
???
???
???
ガサガサッ
ドシッドシッ
クマより大きく クマと比べてはならない 物の足音
それから逃げるのは1人の青年
きっとはじめてここを通ったのだろう
もう命は無いに等しい
絶対絶命そんな時
ガツッ
???
ゴロゴロゴロゴロ!
木の根に足を引っ掛け崖に落下
そこで青年の意識は遠のく
視界が暗転する
???
???
空に舞うは金の天使
???
???
???
バサバサ
金の天使が降り立つ
???
???
鬼は腕を振り上げ攻撃をする
その一瞬にして鬼の胸に穴が空く
???
???
???
金の天使はタバコに火をつけ 辺りを見渡す
スゥ〜……ハァ〜……
タバコの煙を吸い吐く
崖の下に青年を見つける
そしてこうつぶやく
???
???
???
???
???
???
金の天使はそう言い飛び立つ
バサバサと音を立て1枚の白い羽が抜ける
金の天使が見えなくなる
鬼が立ち上がる
体に空いていた穴は塞がっている
その鬼の血は青く体は赤かった
何か異変があったのだ元々は 青色の体なのだから
鬼は森の中
宛もなく彷徨う
何かを探し求めて
いつか見つかると信じて
何時間たったのだろう もしかしたら数日かもしれない
青年は目を開ける
(青年の心)
ここはどこだろう……
体が痛い頭もガンガンする
???
???
声が出ない
???
掠れたような声しか出ない
???
コメント
2件