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戦時中の恋愛

第4話 - 第四話心配事

280

2023年07月18日

#カントリーヒューマンズ

#countryhumans

#BL

目立たない小説家ヴァイス

それ以降イギリスは時間があればヴィシーの元へ行き、様子を伺うようになった……

だが…様子を伺うというより、ヴィシーはイギリスと会話をするようになったとも言えるだろう。

ある境界線にて

🇬🇧

ここの様子を見た回数は……これで5回目……

🇬🇧

そんな中で……特にあった変化はなさそうでしたし……

🇬🇧

ん？あれは……？(建物の裏から人影を見つける)

ヴィシー🇫🇷

(ヾﾉ･ω･)(🇬🇧に向かって手を振る)

🇬🇧

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ(ヴィシーの元へ走る)

🇬🇧

何やってるんですか？貴方は！(小声)

ヴィシー🇫🇷

ごめんね……君と会えると思って待ってたんだよ😊

🇬🇧

全く……命知らずなんですから……

そんなある日

ヴィシー🇫🇷

んじゃ……気をつけて……

🇬🇧

はい。そちらも気おつけてください。

ヴィシー🇫🇷

(˶･ω･˶)ﾉ”〜

自由🇫🇷の元にて

自由🇫🇷

お！帰ってきたか！

🇬🇧

はぁ……はぁ……

自由🇫🇷

って……大丈夫か？！

🇬🇧

え、ええ……敵に一瞬見つかってそれで……

🇬🇧

脚を銃で撃たれて……

自由🇫🇷

嘘だろ……ほら、手当てするから俺の肩を持て。

🇬🇧

ありがとうございます……

🇬🇧の寝室にて

自由🇫🇷

ほら、ここに座れ。

🇬🇧

ありがとうございます。

自由🇫🇷

ちょっと救命鞄を持ってくる。

自由🇫🇷

お前はここで少し休んでくれ。

🇬🇧

はい……

数分後

自由🇫🇷

持ってきたぞ。

自由🇫🇷

イギリス、ちょっと脚に触れるぞ……

🇬🇧

は、はい……

自由🇫🇷

…………(手当をしている)

🇬🇧

(誰かにこうして治療されるのは……初めてかもしれない……)

自由🇫🇷

ん？どうした？

🇬🇧

あ、いえ……なんでも……

自由🇫🇷

……なぁイギリス……

🇬🇧

ん？

自由🇫🇷

確かお前さ……ヴィシーの元へ行ってただろ……

🇬🇧

はい……

自由🇫🇷

それで……俺気になってる事があるんだ……

自由🇫🇷

ヴィシーは……今大丈夫なのか？

🇬🇧

……はい。彼なら大丈夫ですよ。

🇬🇧

数回くらい見に行ったんですけど……特に何もされていないですよ😊

自由🇫🇷

そうか……良かった……

自由🇫🇷

俺……ずっと心配だったんだ……

自由🇫🇷

あいつに支配されている身でもあるから……きっとヴィシーは……って

自由🇫🇷

何度も何度も心配してたんだ。

🇬🇧

なるほど……

🇬🇧

でも、ヴィシーによると……

🇬🇧

支配されている身ではあるけど、自由行動が許されているとの事だったので

🇬🇧

ヴィシーは殺されてません😊

自由🇫🇷

そうか……それを聞いて安心したよ😊

自由🇫🇷

でも……それならいつでも逃げれるのになんで逃げないんだ？

🇬🇧

ああ……それはですね……

🇬🇧

｢逃げて殺されるより、支配されてながらも生きていく方がいい｣

🇬🇧

って仰ってたんです……

自由🇫🇷

！………そうか

自由🇫🇷

確かに、逃げたらあいつに殺される……

🇬🇧

……本当は私があのまま連れ出そうと思ったんですが……

ナチスの占領地

🇬🇧

あの……

ヴィシー🇫🇷

ん？どうかした？

🇬🇧

以前、1人では逃げれないと仰ってましたよね……

ヴィシー🇫🇷

うん……え…もしかして君……

🇬🇧

私が何を考えているのか……もうお分かりですね……

ヴィシー🇫🇷

そんな事したら君も殺されるよ？！

🇬🇧

それでも……いいんです……

ヴィシー🇫🇷

え……今なんて……

🇬🇧

貴方さえ逃げ切れば私が殺されても大丈夫です。

🇬🇧

私にはその覚悟があるんです。

ヴィシー🇫🇷

………僕をここから連れ出してくれるっていう考えは嬉しい……

ヴィシー🇫🇷

けどね……君だけでも生きてて欲しい……

ヴィシー🇫🇷

自由と共ににね。

🇬🇧

でも……貴方は？

ヴィシー🇫🇷

僕は……きっといつか殺される身。

ヴィシー🇫🇷

僕は殺されてもいいんだ……

ヴィシー🇫🇷

だって僕は………

🇬🇧

って事を仰ってたんです。

自由🇫🇷

…………………

自由🇫🇷

(ヴィシー……お前なんでそこまでして……)

自由🇫🇷

(俺たちを思い続けているんだよ……)

自由🇫🇷

………………

🇬🇧

自由？……

自由🇫🇷

……ん？

🇬🇧

……大丈夫ですか？

自由🇫🇷

あ、ああ……

自由🇫🇷

ちょっと考え事をしててな……

自由🇫🇷

んじゃ……ちょっと飯の準備して持ってくる。

自由🇫🇷

あと、お前はしばらく動くなよ？

🇬🇧

はい。

ある森にて

ヴィシー🇫🇷

………………(森を歩いている)

ヴィシー🇫🇷

確か……ここはあいつと戦った場所か……

ヴィシー🇫🇷

懐かしいな……

ヴィシー🇫🇷

しばらく、歩いてみよ……

しばらく歩いているうちに……

ヴィシー🇫🇷

あ……あれは？

ヴィシー🇫🇷

ユリとアイリス……？

ヴィシー🇫🇷

綺麗〜……でも、何処か寂しそうな感じがする……

ヴィシー🇫🇷

まるで……誰かを待っているようなそんな感じ……

ヴィシー🇫🇷

あ、そろそろ戻らないと……あの方に色々言われる……

ヴィシー🇫🇷

さっさと帰ろ……

卐

ヴィシー……何処だ？

ヴィシー🇫🇷

すみません。ちょっと遠くまで見張ってました。

卐

そうか。それで、敵の軍隊はいなかったか？

ヴィシー🇫🇷

はい……敵はいませんでした。

卐

そうか……撤退するぞ。

ヴィシー🇫🇷

はい……

ヴィシー🇫🇷

(僕は……またあの花を見れる日が来るのかな……？)

続く

戦時中の恋愛

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このユリとアイリスってもしかして！！！誕生日小説のですね！？！？！？ｳ“ｩ”ｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯ尊ｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯ！！！！！

ヴィシーさんのセリフ一つ一つが心に突き刺さる……

目立たない小説家ヴァイス

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