テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1年後
じゃぱぱ
じゃぱぱ
部屋は、変わらないままだった
なのに、彼だけがいない
テーブルの端に残ったマグカップ
洗い忘れたんじゃない。
置いたままにしたんだ。
「帰ってくる」って、どこかで思ってたから。
じゃぱぱ
声に出した瞬間喉が詰まった
あいつは最後まで、ちゃんと嘘をつけていなかった
目も、声も、手の震えも。
「もう俺も好きじゃない」なんて言葉だけがやけに浮いていた
じゃぱぱ
クローゼットを開ける。
残っていたのは、あいつがよく来てたシャツ1枚だけ。
それを胸に押し当てた瞬間、ずっと我慢してたものが、全部崩れた
じゃぱぱ
床に座り込んで声を殺して泣く。
泣いていい理由なんて、もうないのに
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!