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大森元貴side
気絶してしまった若井滉斗をおぶって涼ちゃんの家へ向かう。
時折後ろから、魘されてるような低い唸り声が聞こえてくる。
大丈夫かな…
藤澤涼架
大森元貴
2人で家の中をドタドタと走り回る。
布団を敷いて、なるべく最小限の動きで若井を布団に寝かせる。
若井は眉間に皺を寄せて、額には汗を浮かべていた。
何かに耐えるような、そんな苦しい顔。
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
どんな夢を見ているんだろう?
それがいい夢では無いことぐらい分かっている。
藤澤涼架
大森元貴
藤澤涼架
藤澤涼架
大森元貴
藤澤涼架
大森元貴
大森元貴
藤澤涼架
若井滉斗
大森元貴
藤澤涼架
藤澤涼架
大森元貴
涼ちゃんが若井の上の服を慎重にゆっくりハラリと捲っていく。
脆くて、どこか儚いものを扱うように。
藤澤涼架
突然、涼ちゃんは目を丸くして手の動きを止めた。
大森元貴
藤澤涼架
藤澤涼架
大森元貴
無数に散らばる赤黒くなった傷跡。
恐らく、鞭か何かだと思う。
そして、これは戦いでつけられたものでは無い、
涼ちゃんも僕もそれを薄々と感じ取っていた。
藤澤涼架
大森元貴
藤澤涼架
藤澤涼架
大森元貴
大森元貴
藤澤涼架
大森元貴
藤澤涼架
自然と涼ちゃんも僕も怒りを覚えていた。
若井滉斗
大森元貴
藤澤涼架
若井滉斗
若井滉斗
大森元貴
まず最初にそう思われても仕方がない。
上裸状態の若井と、それを囲むように座っている涼ちゃんと僕。
多分、何か酷い誤解をされている気がする。
若井滉斗
若井滉斗
大森元貴
またもや過呼吸寸前になっている若井にぎゅっ、と抱きつく。
一瞬、若井はびくっと驚いたみたいだけど、
恐る恐る僕の背中に腕を回してきた。
逆に僕が驚いた番だった。
大森元貴
背中をさすって、出来るだけ温かい声を掛ける。
安心したのか緊張が解けたのか分からないけど、
若井から鼻をすするような、嗚咽が聞こえ始めた。
若井滉斗
大森元貴
藤澤涼架
僕と涼ちゃんで苦しみを吐き出すように促す。
若井滉斗
若井滉斗
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
若井滉斗
若井の両親はきっとすごい方だったんだろうな。
そのプレッシャーに耐えて、応えていた若井もすごいと思う。
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
大森元貴
何も根拠の無いでたらめな説得。
僕が若井がどうやって都を治めてるか見たことないし、知らないけど、
それでも若井は頑張ってるって、伝わってくる。
若井は、ちゃんとやれる。
藤澤涼架
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
若井滉斗
若井が弱々しいけど、それでもどこか強さを感じる笑顔を見せた。
大森元貴
藤澤涼架
若井滉斗
大森元貴
藤澤涼架
若井滉斗
若井滉斗
首が取れそうな程にブンブンと縦に振って肯定の意を伝える。
若井滉斗
若井滉斗
若井滉斗
藤澤涼架
多分、若井は自分でも表情が固まっていることに気がついてたんだと思う。
だから、襟で口元まで隠して顔を見づらくしてたのだろう。
もったいなかったな。
だって、
こんなに笑顔が素敵なのに。
藤澤涼架
大森元貴
若井滉斗
大きくて明るい月が微笑んでいた。
優しく僕たちを照らしている。
誰かがぼそっと呟いた。
若井滉斗
若井滉斗
若井だった。
その顔は何かを思い出しているような、遠くを見つめてぼおっとしていた。
大森元貴
藤澤涼架
僕も涼ちゃんも、それを黙って聞くことしか出来なかった。
若井滉斗
若井滉斗
そう言うと若井はぽつりぽつりと話し始めた。
主の戯言
こんにちわ!
ぜんっぜん更新してなかったーーー!
土下座案件!!
スライディング土下座します。
もう遅すぎてみんなお話忘れちゃったよね。
もう1回読み直すことを推奨します()
みんなたくさんいいね押してくれてありがとう!
お陰様でテラー続けられてます!!
よければいいねとコメントお願いします✨
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コメント
11件
尊・死☆ 二人がひろぱを慰めてひろぱが心を開いたの好こ
わかぱちゃん😭二人のこと信じられて良かった😢大丈夫!わかぱちゃんをいじめてた奴らは私の下僕にしておいたよ♡続き気になって夜も寝れん🥲
やだー、続き嬉しい〜!若様の過去がしれて元貴さんと涼ちゃんも安心しているのがすっごく心に来ました〜こんな日がずっと続きますように...続き楽しみにしています!!!!