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紗良

(またできなかった…)

私はバイト先の飲み会後、後悔に苛まれていた。今日は陽太さんの送別会という名の飲み会だったのに、またあんまり話すことができなかった。

あわよくば一緒に帰ってもう告白したかった。別に付き合えるとは思ってないけど久しぶりに恋をした記念に告白したかった。

本気で人を好きになったのなんてもうかれこれ7年ぶりだ。付き合うのは無理だろうから責めて告白だけでもしたかった。

紗良

昨日はお疲れ様でした!

意を決して私は個人的にやりとりをすることにした。

陽太

おつかれー!

紗良

今までありがとうございました。
実はもう少し陽太さんと話したかったです笑

陽太

俺も話したかったよー

当たり障りない返事から完全に脈がないのが伝わってくる。今日は2月12日。

紗良

陽太さん明後日空いてますか?

陽太

あーごめん
明後日は空いてないんだよねー

紗良

その後で空いてる日ってありますか?

陽太

2月は予定つまってるんよー…
ごめんね

紗良

わかりました。
じゃあ3月にもう一回聞きます

陽太

うん、ごめんね

次もしも会えたら言う。決めた。

次の日、私はサークルに向かうために駅まで歩いていた。そこで信じられない出来事が起きた。

陽太

あれっ、紗良ちゃん?

紗良

陽太さん…

会ってしまった。 いや、会いたいとは思っていたけれど!しかもバイト先目の前だから会ってもおかしくはないんだけれども!

陽太

これからバイト?

紗良

あ、今日はこれからサークルで…
この道通り道なので

陽太

そうなんだー

紗良

あの陽太さん…

こんなに早くもしもが実現するなんて完全に想定外だ。

紗良

えーっと…

陽太

えっ、なになに?どうしたの?

紗良

あの…

決めたんだ。もしもまた貴方に会えたら言うって。

紗良

私…!

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