テラーノベル
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振り下ろされる、黒く巨大な刃。
歌音に、確実に届くはずだった一撃。
「間に合わない。」…誰もがそう思った。
そう、なるはずだった。
夏目 向日葵
掠れた声が、静かになった広間の空気を震わせる。
花桜 歌音
歌音の目が見開かれる。
そこには、倒れた筈の夏目向日葵と__
彼女の肩を支える、冬宮雪乃の姿だった。
恍月 可不
三輪 朝日見
だが、向日葵は笑った。 弱々しく、それでも確かな笑顔で。
夏目 向日葵
冬宮 雪乃
冗談めかしてそう言う…が、その声は掠れていた。 無理もない。 皆、立っているのがやっとだと分かっていた。
冬宮 雪乃
夏目 向日葵
二人がそう言う。
花桜 歌音
彼女は、黒い核に触れたまま手を離さない。
だが、敵は余裕そうに嗤う。
嫉妬の悪魔
…その通りだった。 向日葵達の体はもう、限界を裕に超えている。
立っているだけで奇跡。
夏目 向日葵
夏目 向日葵
夏目 向日葵
向日葵は静かに目を閉じる。
夏目 向日葵
夏目 向日葵
夏目 向日葵
夏目 向日葵
夏目 向日葵
今までとは違う、彼女の能力の名前。
仲間達はゆっくりと眠りに付き、向日葵は先程よりもしっかりと氷の床を踏み締める。
夏目 向日葵
嫉妬の悪魔
嫉妬の悪魔
夏目 向日葵
嫉妬の悪魔
嫉妬の悪魔
嫉妬の悪魔
夏目 向日葵
夏目 向日葵
夏目 向日葵
嫉妬の悪魔
嫉妬の悪魔
嫉妬の悪魔
夏目 向日葵
夏目 向日葵
向日葵がそう言った瞬間、彼女の体がふらっと揺れる。 …どうやら、本当に限界なようだ。
そして、それと同時に仲間が一斉に目を覚ます。
冬宮 雪乃
花桜 歌音
花桜 歌音
花桜 歌音
花桜 歌音
悪魔の黒い核をしっかりと掴む。
嫉妬の悪魔
悪魔が再び黒い刃を振り下ろす…が、今度は違う。
樹狭霧 苗斗
今の彼女の周りには、向日葵の思いを受け取った仲間が居る。
花桜 歌音
花桜 歌音
_____バキッ!!
核が、壊れた。
嫉妬の悪魔
嫉妬の悪魔
その声は、徐々に消えていく。
そして_完全に消滅した。
広間を、城を、国を凍らせていた氷が、だんだんと消えていく。
止まっていた時間が、動き出した。
___ただ一人を、除いて。
三輪 朝日見
明日見がその場に座り込む。
桐谷 柊
柊も肩で息をする。
恍月 可不
可不は静かに周囲を見た。
花桜 歌音
歌音は、ゆっくりと振り返る。
そこに居たのは…
ぐったりと倒れ込んだ、向日葵の姿だった。
第十七話「守りたかった物」 2026年4月21日完成
コメント
3件
本日のメモ書き<時計塔の裏話 この人は嘘つきなのでこれからの話ではなんか重要なお知らせがある時以外はメモ書きを書かなくなります()
あぁ雪乃さんごめんなさい本当に名前が怪しいとか言って…切腹…。 向日葵さぁん!?!?!?能力!!能力!!あでも倒れてるやばい… 助かってくれ〜!!続きも楽しみにしています!!
冬宮さん!!いい人!疑ってすいませんでした!! 向日葵さん!?覚醒ですかね...?でももしかして死んで...死んで!?生きてますように....