瑠羽
どうしよう……
?
ねえ、
?
どうしたの?
瑠羽
?!
瑠羽
え、あ、その…
瑠羽
(もしかしたら、彼奴等の
協力者かもしれない。)
協力者かもしれない。)
瑠羽
(見たところ…
高校生?大学生?
体格も私のほうが小さい…)
高校生?大学生?
体格も私のほうが小さい…)
瑠羽
(正面からぶつかったら
絶対ダメだ!)
絶対ダメだ!)
瑠羽
(ここは何か言い訳を…)
瑠羽
いえ!
テストで悪い点を取ったので
お母さんに
怒られてしまうなーと!!
テストで悪い点を取ったので
お母さんに
怒られてしまうなーと!!
瑠羽
それだけですので
お気になさらず!!!
お気になさらず!!!
?
…………
?
その痣と隈と髪を見て、
何も感じないと思った?
何も感じないと思った?
?
別に貴方たちが
恐れているような
者ではないわ。
恐れているような
者ではないわ。
瑠羽
あ、いえ!
瑠羽
痣は階段で転んで、
隈はテスト寝不足、
濡れてるのは
暑かったので
自分でやったんです!
隈はテスト寝不足、
濡れてるのは
暑かったので
自分でやったんです!
瑠羽
別に虐められてるわけじゃ…
瑠羽
(我ながら中々いい
言い訳だ!)
言い訳だ!)
?
私は貴方が虐めを
受けているなんて
一言も言っていないわ。
受けているなんて
一言も言っていないわ。
?
………ついてきて。
瑠羽
(もうだめだ。)
瑠羽
(どうにかして
逃げられないものか…)
逃げられないものか…)
瑠羽
(それに、珠莉が…)
瑠羽
あの…
友達が怪我して
倒れてるんです。
(一応事実!!!!!)
友達が怪我して
倒れてるんです。
(一応事実!!!!!)
?
……そっか。
瑠羽
ーーーーーー。
瑠羽
ーー!
?
ーーーー。
?
ーーー。
今は夕方!!!!!!
その後、お姉さんは 珠莉を背負って なんか店っぽいところに 連れてきた。 どうやら、お姉さんの知り合いの 美容院らしい。 そこで、応急処置をして 病院に連れて行ってくれた。 今、珠莉は病院。 つまり…周りから見ると…
少女が さっき知り合ったばかりの 女と、 夕方と夜の間の 暗い時間にいる。
瑠羽
(多分こんな感じだろう…諦)
瑠羽
その、私、
千合 瑠羽って
言うんですけど、
お姉さんって…
千合 瑠羽って
言うんですけど、
お姉さんって…
?
ああ、申し遅れたわね、
宇田 五月雨(うた さみだれ)
私は、宇田 五月雨。
そこらへんの高校生よ。
そこらへんの高校生よ。
瑠羽
(そこらへんって…w)
瑠羽
(でも、サミダレなんて
名前的に怪しすぎる!!
名前的に怪しすぎる!!
瑠羽、 この世中のサミダレさんに 土下座しろ。by主
瑠羽
そうですか………
(主の声聞いてない)
(主の声聞いてない)