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ガタンッ
天羅(そら)
昼の放課。 決して心地よくなく夢から醒めると緑髪の男が私を見下ろしていた。
???
天羅(そら)
天羅(そら)
私にはこの男、ゾロが何を言おうとしているのか分かった
天羅(そら)
ゾロ
この男はいつものように薄気味悪い笑みを浮かべ教室を去っていった
これは、「面倒なことになりたくないから時間を開けてから来い」という彼なりの合図なのだ。
天羅(そら)
今日の命令は「飲み物を買ってくること」
何を買えばいいのか言わないくせに、気に入らないものだともう一度買ってこいと命令される。
だが今日の命令は当たりだ。
なぜなら過去にこの命令は何度もされたことがあって、彼の好きな飲み物は分かっているから
天羅(そら)
天羅(そら)
私はいつもよりは軽い足取りで自動販売機へと向かった
いつもの東校舎3階の階段横にある自動販売機で事を済まそうとしたが、私は絶句した
前まであったはずの麦茶が炭酸に変わっていたのだ
天羅(そら)
あの男は炭酸は嫌いだと過去に言っていたような気がする。
私は再度買い物を命令されることを恐れながら、渋々130円の水を購入した。
天羅(そら)
天羅(そら)
ここは生徒会室。
そうだ。そもそもあの男、ゾロは学校1イケメンと騒がれている生徒会役員の1人なのだ。
なぜそんな高嶺の花のようなゾロが私に構うのか。それには満更でもない訳があった。
ドジな私がゾロの逆鱗に触れてしまったからだ。
そもそも、何か理由がなければ私のような平凡な女に構う男ではない
ゾロ
ゾロ
ゾロは大きく舌打ちをした後私を軽く睨みつけた
天羅(そら)
天羅(そら)
天羅(そら)
ゾロ
ゾロ
天羅(そら)
ゾロ
ゾロ
ゾロ
天羅(そら)
天羅(そら)
ゾロ
ゾロ
ゾロ
天羅(そら)
ゾロ
ゾロ
天羅(そら)
シュッ
私は数メートルほど前にいたゾロに少し重たいペットボトルを投げて渡した
天羅(そら)
天羅(そら)
ゾロ
ゾロ
天羅(そら)
私は急いで生徒会室を飛び出した
教室に戻って自分の席に着いたが
まだ事が収まることはなかった
ゾロと同じく学校1のイケメンと騒がれているローが話しかけてきたのだ
ロー
天羅(そら)
天羅(そら)
ロー
天羅(そら)
ロー
クラスや廊下にいた女子たちが騒ぎ始めた
無理もないだろう。平凡な女子高生とあのローが会話をしているのだ。
ロー
天羅(そら)
バッ
私はすぐに彼の口を塞いだ
いきなり教室で物騒なことを話し始めたのだ。
ちなみに彼は物騒なことなどとは自覚していない
天羅(そら)
できればしたくなかったが、私は彼の手を引いて誰もいない階段の隅へ隠れるように逃げ出した。
天羅(そら)
ロー
天羅(そら)
ロー
天羅(そら)
天羅(そら)
ロー
天羅(そら)
ロー
ロー
ロー
天羅(そら)
天羅(そら)
ロー
天羅(そら)
天羅(そら)
ロー
ロー
天羅(そら)
ロー
天羅(そら)
天羅(そら)
ロー
ロー
天羅(そら)
ロー
ロー
天羅(そら)
天羅(そら)
天羅(そら)
ロー
私はローの背中を押しながら急ぎ足で教室へと向かった
ゾロ
ゾロ