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誰しも悩みはあるよなぁ、とか
それを自分と同じ基準で測らないようにしよう、とか
すげえマトモなこと珍しく考えてました
なので今回マトモな話です(違う)
知っていた
お前がアイツを見るように、
俺もお前をよく見ていた
いるま
なあ、すち
いるま
アイツが好きなんだろ
すち
ｯなんで知って…
全部、最初から分かっていた
でも仕方ないだろ
アイツは俺の友達で、
ならチャンスは俺にもあるんじゃないかと
いるま
いきなりで悪いけど
いるま
一回でいいからキスしてくんね？
すち
は、…？
いるま
頼む
いるま
それで諦める
いるま
これで終わりにする
すち
いるまちゃ…
いるま
認めたくないけどさ
いるま
お前は俺じゃダメなんだろ？
いるま
俺は、みことに負けたんだろ？
すち
そんなわけ、
いるま
あるんだよ！！
すち
ｯ‼︎
いるま
あるから今こんなこと頼んでんだよ
すち
……。
ごめんな、すち
きっと俺はこれで諦めるなんて無理
なんせ考えちまうんだよ
今みたいな悪あがきをし続ければ？
いつも俺が視界の端にいたら？
お前はきっと意識するだろ？って
すち
…わかった
すち
目、閉じて
俺はお前の優しさに漬け込んでいる
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作品ページ
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