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あてもなく彷徨う

蝉の群れに

水も無くなり

揺れ出す視界に

迫り狂う

鬼たちの怒号に

バカみたいにはしゃぎあい

ふと君はナイフをとった。

一虎

君が今までそばにいたから

一虎

ここまで来れたんだ。

一虎

だからもういいよ。

一虎

もういいよ……

一虎

死ぬのは僕一人でいいよ(笑)

そして

〇〇

(君は首を切った。)

まるで何かの映画のワンシーンだ。

〇〇

(白昼夢を見ている気がした。)

気づけば僕は捕まって

〇〇

(君がどこにも見つからなくって…)

〇〇

君だけがどこにもいなくって泣

〇〇

そして時は過ぎていった…

ただ暑い暑い日が過ぎていった。

〇〇

家族も…

〇〇

クラスの奴らもいるのに…

〇〇

何故か君だけはどこにもいない…泣

あの夏の日を思い出す。

〇〇

私は今も今でも歌ってる…

君をずっと探しているんだ。

〇〇

(君に言いたいことがあるんだ…)

九月の終わりにくしゃみして

六月の匂いを繰り返す

〇〇

君の笑顔は…

〇〇

君の無邪気さは…

〇〇

頭の中を飽和している…泣

誰も何も悪くないよ。

〇〇

君は何も悪くないから…

〇〇

もういいよ泣

〇〇

投げ出してしまおう…

〇〇

そう言って欲しかったのだろう?…

〇〇

なあ?…泣

〇〇

会いたいよ…泣

一虎

(ごめんね…泣)

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