花子くん
ヤシロ
花子くん
君の組から
八尋
私のクラス!?
八尋
それって
花子くん
そ
花子くん
この中に守人がいるってこと
花子くん
ヤシロ、さっき話してたよね
花子くん
アオイちゃんだか、アオイちゃんだか…
花子くん
いつも、ヤシロに怪異の噂を教えてくれるカワイコちゃん
花子くん
その子だけ、悪戯の被害がなかったんだよねェ
花子くん
それってなァんか
花子くん
怪しくない?
八尋
!!
莉零(零番)
*そっち行くかー*
八尋
な…
八尋
何、言ってるの花子くん
八尋
葵が七不思議だなんて、そんなことある訳ないじゃない!
八尋
やだーもー
八尋
葵は…
カチコチカチコチカチコチ
???
くす、くすくす
八尋
?
八尋
*女の子の声?*
???
くすくす
カチコチカチコチカチコチカチコチ
カチコチカチコチカチコチカチコチカチコチカチコチ
光
なんだァ!?
八尋
窓が…!
ガラッ
葵
あれ?
葵
ねーねちゃんっと莉ー零ちゃん
葵
旧校舎の方に行ったと思ったのに
葵
どうしたの?
八尋
あ…
八尋
葵…
花子くん
…
花子くん
ヤシロ、悪いけど
八尋
え
花子くん
ちょっと入りまーす
するり
八尋
ひぃ…!?
光
うわーっ
光
先輩ー!?
葵
寧々ちゃん!?
茜
どうしたの?
光
大丈夫っすか?
葵
保健室行った方が…
ヤシロ
フー…
莉零(零番)
(╹◡╹)
ぱし
ヤシロ
…葵
ヤシロ
私に隠してること
ヤシロ
なぁい?
光
花子!?
茜
アオちゃん!!
光
どーなってるんだよおぉぉぉ!??
八尋
半透明になっちゃってる…
八尋
これって?
莉零(零番)
ヤッホー、ヤシロ
莉零(零番)
どう?そこの光景(╹◡╹)
八尋
よくない…
光
先輩!?
光
あの野郎…先輩の身体に憑依しやがったな!!
八尋
光くん!
八尋
私のこと見えるの!?
光
これでも、祓い屋っすから!
光
任せてくださいよ!憑物落としなら、祓い屋の得意分野っす!
八尋
光くん…!!!( ߹꒳߹ )
光
ぃよっしゃあやるぜ!!
ヤシロ
葵…
ヤシロ
私に隠してるごとしてるの?
ヤシロ
悲しい…
葵
ネネちゃん?
八尋
やめてーっっ
莉零(零番)
(˶'ᵕ'˶ )︎
八尋
キャアアア
八尋
葵に変な子だと思われちゃうーっっ!!
莉零(零番)
(╹◡╹)
八尋
光くん早く…
八尋
莉零ちゃんも笑いながら見ないで
光
す、すみません
八尋
光くん!?
ヤシロ
どうしても話してくれないなら
ヤシロ
いっそ…その口塞いじゃおうかしら♥︎
八尋
いっ
八尋
いっ
八尋
いや
茜
ウワアアアア!!!
茜
アアア!!
ガッ
ヤシロ
う
茜
ウワアアアア
どどどど
光
先輩ー!!!
八尋
花子くんー!!!
光
追いかけましょ!
八尋
う、うん
ぽつん…
葵
…
葵
また、言いそびれちゃった…
八尋
こ、この身体でも全力疾走するとつかれるのね…
八尋
ハア…、ハア…
花子くん
あーヤシロ、やほー
光
バカお前、さっさと先輩に身体返しやがれ
ヤシロ
その前にこれ、どーしたらいい?
八尋
これ?
ヤシロ
これ
茜
あああ、アオちゃんの細くて白い、たおやかな手首を
茜
あ、あんな風にねじ上げて押し付けて
茜
そそそれでは飽き足らず、ほっぺを
莉零(零番)
あーあ
莉零(零番)
可哀想に
ヤシロ
リオ!
莉零(零番)
やぁ
莉零(零番)
あーかねくん
莉零(零番)
ずっと見てたから分かるよ何起こってたか
莉零(零番)
大丈夫?
茜
いや…
莉零(零番)
そっか
ヤシロ
誰?
八尋
蒼井茜くん
八尋
私のクラスメイトで葵の幼馴染なの
八尋
家が隣同士なんだって
八尋
普段は真面目だし、おとなしいし
八尋
誰にでも、分け隔てなくて、親切ないい子なのよ
八尋
クラスのみんなからも頼りにされてるし…
八尋
だけど〜…
八尋
小さい頃から、葵のことがずーーっと好きで
八尋
葵のことになるとちょーっと、ネジが緩んじゃうのよね〜…
光
ああ…兄ちゃんから聞いたことあります
八尋
え?
光
兄ちゃん、生徒会長なんで…
光
あの人って副会長の蒼井さんっすよね
光
確かー
光
葵さんが頭脳明晰タイプに惚れれば猛勉強
光
生徒会に憧れれば生徒会に入り
光
筋骨隆々運動部にときめく姿を見れば
光
血を吐くような筋トレを
光
幼馴染の言動によって自らを作り変えては告白して振られ
光
告白しては振られて通算、0勝3624敗とか…
ヤシロ
それ毎日何回告白してるの?
八尋
詳しいのね
光
兄ちゃんが言ってました
光
“蒼井はおとなしくて、真面目な奴なんだけどね“
光
“幼馴染のことになると簡単に暴走するから”
光
“光は近寄らないようにね”って
茜
それで?
ゴッ
ヤシロ
ビク
茜
さっきのはどういうことなの
茜
八尋さん
ヤシロ
いやァ〜…
ヤシロ
エート、エート
ヤシロ
あれはネー
ヤシロ
そーいえば、さっきさりげなく触ったけど
ヤシロ
あの子って意外と胸ないね
しーん
茜
女の子として許せん
茜
歯ァ、食いしばれ!!!
ばちん!!
ヤシロ
なんでぇーっっ!?
八尋と光
いや、当たり前だよ!!
ずるり
花子くん
わっ
花子くん
お
花子くん
うあ
八尋
戻ったー!!
莉零(零番)
本当だっ(˶ᐢᗜᐢ˶)
花子くん
俺を追い出すとは…
花子くん
やるね、あの眼鏡…
光
お前なんであんなこと言ったんだよ
茜
…で?
茜
アオちゃんの秘密が知りたい?
茜
なんで?
八尋
そ…それは〜
八尋
*葵が七不思議の一人かもしれないから…*
八尋
*なんて言えないよね*
八尋
なんだか最近、葵が私に隠し事してるみたいなのよ〜
八尋
気になって、気になって、もう夜しか寝れなくて〜
莉零と花子
それって普通じゃない?
光
花子は黙ってろ!
花子くん
なんで、俺だけ?
茜
ふーん…
茜
まあ、いいか…
花子くん
無視された…
莉零(零番)
(๑- ༥ -๑ )ぷっ…
茜
そういうことなら、僕も協力するよ
八尋と光
え?
八尋
いいの?
八尋
*確かに幼馴染の茜くんに協力してもらえるなら、心強いけど…*
茜
うん
茜
確かに、最近アオちゃんは何かに悩んでるみたいなんだ
茜
でも僕にはそれを言ってくれない
茜
幼馴染の僕に心配をかけまいと…
茜
なんて健気な!!
八尋
*そうなのかなぁ*
茜
とにかく
茜
“好きな人が出来たの…♥︎”とかだったら
茜
早いこと、相手を消さなきゃいけないからね!