テラーノベル
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愛す
N×L nmmn 本人様関係ない
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もちろんとっても美味しい...
でもりうらはいつもロング・カクテルを頼ませようとする
商売か...それか時間稼ぎか...
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まただ...また暗い顔をしてる
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無邪気なりうらに戻って俺は少し安心する
マスターと一緒にいるのが幸せなんだろうな
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寂しいんだ。って言おうとしたけどやめた可哀想だから
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結局は商売してるんだから
客の俺がどうこう言う立場じゃない
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俺がいるから...か
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まぁえっちなバーだからしょうがないところはある
りうらもまだ若いはずなのにこんな頑張ってる
俺も頑張らなきゃ
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りうらはきっと警戒心がすごい
なのに俺にはこんなにりうらから話してくれる
オキラじゃない...よかった
それにしてもマスターとは兄じゃないから...なんで同棲なんかしてるんだろう
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こんな普通に接してくれているけどりうらは嫌われている
先生にはバーをしていることがバレている
えっちなバーっていうのがあって先生も引いて少し警戒してるのかな
りうらの自由だからどうでもいいけど
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あ~あこいつのせいでまた嫌なこと思い出した
「早く出ていけ」
りうらの大嫌いな言葉
りうらは1人が嫌い
孤独を感じてしまう
そして...やっぱ忘れよう
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こいつ
絶対殺す
今日は授業を受けたくないからこっそり隠れる
マスターがお金を払って学校に通わせてくれてる
でも今日はごめんなさい
謝らなきゃ
マスターのために勉強、頑張ってるのにな
あいつに成績勝手に下げられるのは本気で嫌だ
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りうらは石で地面に描いたマスターの似顔絵に笑ってしまう
マスター今頃頑張ってくれてるんだろうな
りうらのために
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それより寂しい
自分から1人になったけどりうらは1人が嫌い
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みんな信じらない
ないくんとマスターしか信じることができない
あいつがこんなことしなければりうらはこんな性格になってなかったのに
マスターに迷惑かけてなかったのに
あいつのせいで
あいつのせいで
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そこには困った顔をしたないくんがいた
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...あのゴミみたいな先生が強制的にか
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N
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りうらはこんな迷惑かけちゃうんだ
あれ、りうらって
いる存在なのかな
りうらの家は節約されて家は真っ暗
そんな生活にも慣れて
でも怖くて
毎日労働をしたかのように疲れ果てて
L
母、父にも敬語
りうらは縛られたような生活を送って悲しかった
操り人形のように踊らされていた気がする
持ってきたのに褒めてもくれない
人として見てもらえない
温もりを感じない
りうらは5歳。まだ小さい
物心着いた頃にはもうこのような家庭環境だった
だからいい家庭環境の頃なんて覚えてない
もしかしたら無かったのかもしれない
毎日1人にされて孤独を感じなきゃいけなかった
母には名前も呼ばれたことは無い
だから自分の名前も知らない
L
ただ1回だけ褒めてほしかったそばにいてほしかっただけ
なのになんでこんなことしなきゃいけないのかな
そんなことで毎日頭がいっぱいだった
普段は外に出るな。と言われている
でも今日くらいはいいかな
そんな思いで家から出た
母から叱られる
また殴られるそんなの分かってたのに
孤独を感じたくなかったのかりうらは外に出た
ぺたぺた鳴る裸足で歩く音
空は真っ暗で星もない
L
外は思っていたより素敵じゃなくてがっかりした
でも
家にいるよりはマシかもしれない
そう思ったからもう少しだけ歩いてみた
そしたらマスターがいた
急に声も出さずに方を優しく叩かれる
L
マスターは音声機を使って丁寧に話してくれた
「1人、大丈夫」
「危ないよ」
音声機で気持ちはこもっていないけどマスターは心配そうな顔をしてた
L
この頃のりうらは母のように殴られるかもしれない
そんな気持ちがあったから警戒心がすごかった
「でも危ないよ」
「私の家来ますか」
急に怖いことを言われるからもっと警戒心をもった
L
「君のことを傷つけない」
「そう約束しますから」
まだ分からない分からないけど
この人に助けてほしかった
今のこの生活から
地獄から
L
マスターは微笑んで手を繋いでくれた
初めて人の温もりを感じて嬉しかった
母にもこんなことをしてほしかった
もっと優しくしてほしかった
この頃からマスターはバーをしていて
2階の部屋に連れていってくれた
L
「事情話せますか」
急にそんな質問をされるものだからびっくりした
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「誰にも言いません」
「私と君の秘密です」
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「そっか」
「今までお疲れ様」
L
初めて褒められて別にマスターに褒められることをした訳でもないのに
撫でてくれて
りうらがしてほしいって望んてたことを言ってもないのにしてくれたマスター
本当に優しい人なんだ
L
いつの間にか目から水のようなものが出てきて
床にぽつんと落ちる
L
急に敬語外していいですよ
って言われた
距離を縮めようとしてくれたんだと思う
L
無愛想で可愛くない子供だったかもしれない
でも可愛がってくれたのがマスター
「そういえばお名前は」
L
気にしたことがないことを指摘され考える
L
マスターはびっくりする
L
「言わないですマスターって呼んでください」
L
「名前付けてもいいですか」
L
L
「りからがいいですね」
L
「可愛いからです」
L
「決めました」
「りうなです」
L
「確かにですね」
「他にないですかね」
L
「決めました」
「確実にこれです」
L
「はい」
M
やっと喋った言葉がりうらの名前だった
微笑んで言ってくれた
これきりマスターの声は聞いたことがない
この時喋ったのはマスターいわく
「りうらの名前を私が最初に呼んであげたかった」
からみたい
L
L
L
まぁそんなことを思い出していたらもうバーに帰ってきていた
マスターとの思い出がたくさん詰まったこの家
そんな家で商売を今日もしていく
マスターと「一緒に」
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コメント
4件
…赤くんの過去…マスターの好感度一気に上がりました((性別分かりにくくするって天才ですね?🫵🏻🫵🏻()今回の話もめっちゃ好きでしたっ︎💕🫶🏻🩷
んわ😭赤 さんの過去切ないのに感動しますね、、🥲 マスターが性別分かりにくいところめちゃくちゃ気になりますね🫣 やっぱり連載なんですかね、、❔🤔 続き待ってます❕