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こんな俺でもそばにおいてくれますか？ episode，２．
🎸 side.
『僕たちの国に来ませんか』
その言葉がとても特別感のある言葉に聞こえた
＠ う り ＿ ．
＠ な お き り ＿ ．
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ う り ＿ ．
俺がいなくなったらどうせすぐばれるから
ばれたらなおきりさんとヒロさんがどんな目にあうか…
＠ ヒ ロ ＿ ．
怖。ヒロくんの裏ってこんな怖いんだ
＠ な お き り ＿ ．
＠ う り ＿ ．
俺は今まで
誰からも歓迎されたことがない
皆『いらない』と言う
＠ な お き り ＿ ．
＠ ヒ ロ ＿ ．
こんな優しい言葉
＠ う り ＿ ．
今まで聞いたことがあるのかな
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ う り ＿ ．
＠ な お き り ＿ ．
＠ う り ＿ ．
執事の人は隣の国の偉い人って言ってたし…
たぶんっていうか絶対
なおきりさんたちのほうが位が高い
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ う り ＿ ．
友達なんて… １度も言われたことない言葉
＠ な お き り ＿ ．
＠ う り ＿ ．
＠ な お き り ＿ ．
親友…
＠ ヒ ロ ＿ ．
親友や友達なんてそんな言葉
諦めて手放してたのに…
＠ な お き り ＿ ．
鍵を探すより先に壊すの…
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ な お き り ＿ ．
＠ な お き り ＿ ．
カチャっと小さな音立てて
あっけなく牢屋の扉が開いた
この外には１度も出たことがない
怖い…
＠ う り ＿ ．
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ う り ＿ ．
織の外には薄く汚れた暗い廊下に、奥には階段があった
暗くて足場も悪いけど
ヒロくんが優しく俺の手を握ってくれたおかげで
少しほっとした
誰かに触られたこともないけど
とてもあたたかい、と思えた
＠ な お き り ＿ ．
＠ ヒ ロ ＿ ．
『気を付けて』なんて
相手を気遣う言葉
使う人がいるんだ
階段なんて生まれて初めて見た
ヒロくんとなおきりさんはスタスタのぼっていくけど
ちょっと怖い
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ う り ＿ ．
優しい
当たり前のように手を差し伸べてくれる
２人はほんとに優しい
＠ な お き り ＿ ．
先に外に出たなおきりさんが声を上げる
それに外から数人の声も聞こえる
この声も、聞いたことがない声
外。あの牢屋の上にはこんな景色が広がってたんだ
ここは一体どこなんだろう、、
＠ じ ゃ ぱ ぱ ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
誰だろう…知らない人
皆俺を怪しそうな目で見る
当たり前だよな
腕に沢山の傷痕に、服も切り裂けてるんだもん
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ の あ ＿ ．
＠ な お き り ＿ ．
＠ な お き り ＿ ．
＠ る な ＿ ．
＠ た っ つ ん ＿ ．
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ た っ つ ん ＿ ．
＠ ど ぬ く ＿ ．
皆優しい
なんでこんなに優しくしてくれるんだろう…
あんなたった１つの情報で
すぐころっと信じちゃうんだ
＠ え と ＿ ．
＠ の あ ＿ ．
＠ じ ゃ ぱ ぱ ＿ ．
沢山の建物
沢山の人
周りの人がガン見してる
ひそひそと何かを話す
だけどお構いなしにこの人たちは
走って帰ってる
なんでこんな誰かの為に一生懸命になれるんだろう
＠ の あ ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
ずっと俺の手を握って
引っ張ってくれてた赤い服の子
絶対俺より年下なのに
自分より他人を優先できるようなしっかりした子
＠ な お き り ＿ ．
＠ う り ＿ ．
見たことない大きさの
とてもきれいな建物
＠ ど ぬ く ＿ ．
＠ う り ＿ ．
ほんとは痛いけど
こんな気遣ってくれてるのに
痛いですなんて言えるわけない、、
＠ う り ＿ ．
我慢したのが
悪かったんだ
頭にかーんと響く衝撃
ヒロくんやなおきりさんたちの声
全部…
どんどんわからなくなって…
🍗 side.
うりが急に倒れて
とても焦った自分がいた
もし死んでしまってたらどうしようとか
どうすればいいのかとか
俺のせいだとか
めっちゃ不安で
誰かの為にこんなに必死になったのは初めてで
＠ う り ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
うりが目覚めたときほんとに嬉しかった
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
たぶん人生で１番嬉しかった瞬間だと思えた
＠ の あ ＿ ．
のあさんもヒロくんも泣きそうな声で『よかった』と呟いた
＠ る な ＿ ．
るなはもう泣きそうな顔で声も出てなかった
＠ う り ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
＠ う り ＿ ．
俺の部屋だと知ったうりが
飛び上がってベッドから降りた
べつにいいのに
ヒロくんとかなおきりさんなら
まだよかったのかな
＠ う り ＿ ．
＠ う り ＿ ．
＠ う り ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
＠ う り ＿ ．
＠ う り ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
＠ う り ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
＠ う り ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
＠ う り ＿ ．
＠ う り ＿ ．
どうしよう…
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ う り ＿ ．
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ う り ＿ ．
やっぱヒロくんと話してる時のほうが
うりの緊張感がない気がする
俺はコミュニケーションが苦手だし
優しくしゃべれないし
これじゃうりを怖がらせるだけじゃん…
俺のばか…
＠ ゆ あ ん ＿ ．
＠ る な ＿ ．
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
＠ ヒ ロ ＿ ．
＠ う り ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
はぁ…俺のばか
ヒロくんに当たっても仕方ないのに
うりもびっくりしちゃったし
絶対嫌われたじゃん…
皆黙っちゃったし
気まず…
こっから出なきゃ…
＠ ゆ あ ん ＿ ．
ここなら…
うりがこの場所を知ってるわけないし
皆絶対俺のこと追いかけてきたりしないと思うし
ばれないかな…
＠ ゆ あ ん ＿ ．
嫌われたくない…
皆と離れたくない…
どうせすぐ皆うりと仲良くなって俺だけ浮いちゃうんだろうな
最悪…
＠ ？ ＿ ．
＠ ゆ あ ん ＿ ．
誰か来る…
コメント
1件
神さくひん!!
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