青心情
桃心情
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もう、学校へ行きたくなかった
違うどこかへ、行きたい
…もう僕なんか病気にかかって消えてしまいたい
そんな時頭に浮かんだのは
昔の"親友"だった
青
僕が病気だったらどんなに良かっただろう
僕が変わってあげられたらいいのに……
青
久しぶりに会いに行くか…!
そんなことを考えていたら、心が自然と軽くなっていた
224号室…だったっけ
コンコンコン
こんな時間に誰だろ…
桃
久しぶりに彼の声を聞いて、少し安心した
ガラガラ
でも、まだ一人部屋と言うことはきっと良くない状態なのだろう
彼は上半身だけを起こして窓の外を眺めていた
その整った、少し悲しそうな横顔を見ていると
なぜか心が苦しくなる
そんな気持ちを隠すように彼に話しかけた
青
そっと声をかけると、ゆっくり振り返る彼の目が小さく見開かれる
桃
彼は驚きを隠せない様子でこちらを見つめていた
きっと当然の事だろう
ずっと会いに来ていなかったのだから
僕から、突き放すように縁を切ったのだから
青
桃
青
そう言ってけろりと笑う君
…なんかいつもより元気ない……?
俺からそんなことを言われても困るだろうか?
でも、心配の気持ちが強くて、君に話しかける
桃
青
桃
え、、、
君はぱちぱちと数回瞬きを繰り返してから少し黙り込む
会うのも久しぶりなのに 彼は小さな異変にもすぐ気付く
それは、嬉しくもあるけど同時に胸が締め付けられるような気持ちになる
数秒間の沈黙の後、君はそっと口を開く
青
桃
今度はこちらが驚く番だった
桃
桃
彼は悲しそうに笑った
青
桃
青
これが僕の精一杯考えた結果だった
桃
あまりに予想外の言葉に間の抜けた声が出る
青
青
桃
青
桃
"でもどうやって?"そう言おうとしたが口をつぐむ
久しぶりに会った君はきっと、"前のまま"で、"前と同じ"だ
青
彼は黙り込んで俯く
返す言葉なんて出なかった
…でも、君の口から"消えたい"という言葉なんて聞きたくなかった
そして、君を苦しめたくなかった
……だから
桃
青
君の顔がぱっと明るくなる
普段は弱気な性格なのに、俺に対しては少し強気、というのも変わっていないみたいだ
桃
青
少し声を弾ませて聞いてくる
それほど"交換"をしたかったのだろうか
桃
青
桃
青
1ヶ月…丁度いいくらい…かも…!
青
桃
青
彼が僕の手をそっと握る
青
桃
桃
青
すると、君は黙り込み小さく息を吐く
そして、この無機質な病室が光と煙に包まれる
少し経つと光と煙が消えた
青(桃)
そう、僕たちの言う"交換"は
"お互いの体の交換"
だった
桃(青)
ほんとに大丈夫かよ…
青(桃)
桃(青)
青(桃)
桃(青)
青(桃)
青(桃)
桃(青)
その後、自分のことや注意することを二人で話した
青(桃)
桃(青)
青(桃)
追加設定 桃くん:元ヤン!
コメント
8件
おぉ、✨✨ 好きだわこのミステリーみたいなてんかいっ👍✨✨ あ、あと……、誤字ってない、?((誤字ってなかったらごめん