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響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
頭が真っ白になった
響夏(きょうか）
竜胆が死んだということを認めたくなくて
嘘だ嘘だと自分に言い聞かせた
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
蘭
蘭
蘭さんが涙を流しながら部屋に入ってきた
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
蘭
蘭
その言葉を聞いた瞬間
視界は真っ暗になった
あ〜本当に死んだんだ
って
思った
思ったより辛くないな
思ったより悲しくないな
私は最低だ
気づくと私は霊安室にいた
響夏(きょうか）
隣で蘭さんは泣いていた
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
蘭
蘭
蘭
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
蘭
響夏(きょうか）
蘭
蘭
蘭
蘭
蘭
何粒も涙が流れてきた
でも、
それと同時に
あることを思い出して
私を苦しめた
私の両親は亡くなっている
私を育てるのが辛かったらしい
2人とも
自殺した
私は涙を流した
2人とも私を愛してくれたから
でも、
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃんが怒っていた
いつもは優しいおばあちゃんが
そうか、
2人は辛かったんだ
私は2人を苦しめてたんだ
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
私のせいだ
全部私のせい
私なんか産まれてこなかったら良かったのに
2人に愛してもらって
浮かれていた
私は最低だ
竜胆もきっと私といるのが辛かったんだ
響夏(きょうか）
おばちゃんが怒鳴っている声が頭に響く
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
蘭
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
蘭
蘭
蘭
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
このとき竜胆が微笑んだ顔が頭に思い浮かんだ
私はこのとき今までで一番泣いた気がする
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
響夏(きょうか）
