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事の発端は今から約半年前。 「…いふさんは―」

健康診断にひっかかり検査をしたところ、病気が見つかったらしい。

それも、残り寿命がわずかなことも。

寿命…ですか?

聞くところによると、1年しか生きられないと。

俺はわけもわからないまま病院を出た。

メンバーに…どうしよ‥

今考えればおかしな行動だが、無意識にほとけに電話をかけていた。

プルルル プルルル

ガチャ

―もしもし?

珍しいじゃん、いふくんから電話とか。

って、あれ?聞こえてる〜?

その…さ。今からほとけん家行ってもええ…?

急だね、?汚くていいんだったら。

何かあった?

ちょっとな。話したいことあって。

ふ〜ん‥?

このときはほとけの存在が俺を安心させてくれた。

…お邪魔します

ん、いらっしゃい

で、話したいことあるんでしょ?

ポロポロ

どしたの、!?

辛いことでもー

俺もう、長く生きれんのやって‥グスッ

生きられない、?

どういうこと‥?

病気にかかっとったらしくて。

で、寿命が1年って…

… 長い沈黙があった後、こんなことを言ってきた。

いふくんは、武道館行きたい?

一緒に夢、叶えたい?

…そうに決まっとるやん、

‥行きたいよ。

……そっか。

こんな事を言っていたが、俺が武道館に立つことは多分二度とない。

‥裏切ってごめんな。

最後の『愛してる』を君に。

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