引き裂かれた双子

地雷さんは回れ右！ ご本人様とは関係ありません！ この連載で💜さんは出ません

これは、周りから否定され、引き裂かれた双子の王子が結ばれるまでのお話

ｵｷﾞｬｰｵｷﾞｬｰ！

この国で双子とは「不幸をもたらす」そんな意味があった。

跡継ぎ争いで揉めやすいからと。

そう取り決められ、4歳の時僕らは離れ離れになった。

この、花というのは、僕の専属メイド

というのは置いといて

僕は双子の王子、弟の方。

兄や父と母が住んでいるのは隣の城

父と母は会いに来てくれるが、兄の顔なんてもう覚えていない。

お父様は、内密にすると言っていたがどこから漏れたのか、国民は全員僕たちのことを知っている。

こうやって陰口を言われることも日常茶飯事だ。

跡継ぎは兄がやるなら、僕なんていなくていいのに。

少し早く生まれたからといって跡継ぎの兄が羨ましい。

桃というのは兄の名前だ。

仮面舞踏会。いつものように、双子王子の弟と見られなくて、舞踏会を楽しむことが出来るかもしれない

仮面舞踏会当日

時間が経った頃...

かっこいい人だな...

仕草もかっこよくて...

一緒にいて楽しかった

少し、喋ったあと...

興味を持った相手に使う言葉。

目的は様々だが、嬉しかった

下手すれば口付けしてしまいそうな 距離

ｽｯ...

何故か、少し懐かしい気がした。

兄の顔は覚えてないが、 兄に似ているのかもしれない

その人が忘れられなくなった。

ファーストキスをした君との出会いは僕の人生を大きく変える