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学校に向かう途中
いつもの道を歩いていると、前方からこーくが見えてきた
こーくは同じクラスで、なんとなくいつも明るくて、ちょっと変わったところもあるけど、まあ悪い奴じゃない
そらびび
俺が声をかけると、こーくは振り返ってニッコリと笑って手を振ってきた
こーく
こーく
こーく
こーくは、いつも元気だな
でも、なんだか今日はいつも以上に機嫌が良さそうだ
そらびび
そらびび
こーくの笑顔を見て、少し安心する
学校生活ってのは、結構どうでもいいことに左右されるから、元気な奴がいるとこっちも気分が上がる
でも、なんだか最近、星羅がこーくに懐いてる感じがして気になってる
そらびび
そらびび
そらびび
星羅
星羅はこーくに目を向ける
こーくもその視線に気づいてか、ニヤリと笑った
こーく
こーく
星羅
そらびび
そらびび
星羅の顔が少しだけ柔らかくなると、俺は心の中でモヤモヤした気持ちを抱えた
なんでだろう？
妹が他の男子と仲良くしてるのを見ると、なんだか無性に気になる
そらびび
星羅
こーくはそんな星羅を見て、余裕のある笑顔を浮かべながら
こーく
こーく
こーく
軽く手を振りながら、こーくは先に行ってしまった
俺はその後ろ姿を見送りつつ、まだ心の中に何か引っかかるものがあった
そらびび
そらびび
そらびび
そらびび
でも、妹が他の奴に懐くのは普通だって分かってる
だから、余計に気になって仕方ない
俺がこんなことでイライラするなんて、完全にシスコンだな
でも、気になるってことは、やっぱり妹のことが大切だからだよな
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