スマホのアラーム音で目を覚ます
時刻を見ると7時 今日は授業が2限目からだからまだ家を出るまでは余裕がある
昨日突然やってきた悠佑と言う男
人見知りも仕事してなんか会いたくない
グダグダしているともう30分近くたっていた
流石に急ごう、大学に遅れる
比較的すいた電車に乗り大学を目指す
リビングに行くと彼はおらず、ラップのかけられた朝ごはんが置いてあるだけだった
美味しかったのがなんか腹立つ
不思議なことに自分で炊くご飯よりも美味しかった
スマホの検索アプリを起動させる
白米 美味しい炊き方__
出てくる料理の動画や解説ページ
適当なものを閲覧する
自分でもなんでこれを調べるのかは分からない
まぁ、いいや
検索履歴を消そうとした時、ふと指が止まった
居候 追い出し方
ついでにこれも消してしまおう
ゴミ箱のマークに指を滑らせようとした
見たくない心を抑えて顔を上げる
来た、俺の苦手な奴らツートップ
このふたりは同じ大学の1年生 いむくんことほとけ 初兎と書いてしょう
なぜだか分からないが俺はこいつらに気に入られており、電車が一緒になると絡まれる
それが嫌だ
そうこうしているうちに ほとけは左のあいている席に 初兎は俺らの前に立ち吊革を掴んでいた
何故か隣でニコニコとしているほとけ 片手で器用にスマホをいじる初兎
その2人にバレないようにスリープ状態になっていたスマホを起動し検索する
陽キャ 絡んでくる 嫌 対処法__
スクロールしいくつかのページを閲覧する
諦めろと言わんばかりの関係無い内容に乾いた笑いがでる
こうも対策法がないと笑いが出てくるものなのか
まぁ、いいや
大学についたらどうせ別々になるんだし
もう少しだけこいつらのテンションに耐えよう
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