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コメント
6件
ぬるまゅさんのとこの北海道可愛すぎません、、、? 奈良の年上の余裕って感じと北海道のあどけなさが癖に刺さります、、、奈北ハマりそう() 個人的な話ですが私は「松前藩×蝦夷地」が好きです!!史実になりますが、シャクシャインとかの戦いが北海道の数少ない記憶の中でのトラウマになってたらいいなって、、、 (可哀想は可愛い派です) リクでは無いですよ!全然書いていただけなくても大丈夫なので!!
あーーーーーーもうこれは婚約案件ですね😊
いいねがいっぱい押せることに初めて気づきました。 最高でした👍
⚠︎ 奈良×北海道
R15 前戯の描写があります
約2100文字 126タップ
ぬ
ぬ
蜜蝋の甘い香りが部屋を包む
薄暗い和室は、まるで江戸時代にでも タイムスリップしてしまったかのようだ
北海道
風呂上がりの火照った体に 慣れない寝巻きが纏わりついていずい
蜜蝋とは別に 仄かに白檀のような匂いがする
奈良県ってお寺が有名な場所だったような、と 数少ない他県の知識を思い出す
北海道
お香だったりこの服だったり…別にいいんだけど…
そんなことを思っていたら 障子がゆっくりと開き 冷たい風が入り込んできた
奈良
いつもとあまり変わらない格好
そのはずなのに なんだか妙に色っぽく見える
奈良
北海道
僕と目が合った瞬間、先生は小さく笑った
奈良
北海道
構わず近づいてくる
奈良
奈良
北海道
耳の後ろを撫でられる
年の功というのだろうか
毎度毎度気持ちのいいところを 当てられて少しむかつく
座ったまま 少し下がって距離を取る
奈良
北海道
奈良
彼の手に握られた見慣れないものに目が行く
北海道
奈良
先生はポチ袋のようなものから 小さい紙を取り出した
奈良
必死に頭の引き出しを開いてみるが そんな言葉は出てこない
奈良
北海道
心臓がドッと強く脈打った
奈良
奈良
北海道
奈良
北海道
浅く息を吸う
北海道
昔のものにこだわる、というのは
僕にはわからない感覚だ
奈良
奈良
先生は、少し考えた素ぶりをしてから口を開いた
奈良
北海道
奈良
奈良
少し憂いを帯びた瞳の奥で 彼が何を考えているのか見当もつかない
奈良
北海道
蜜蝋の光を反射した瞳が嫌に鋭く光る
油断した
あの紙を持ったままの指が唇を割り、舌に触れ そのままの形で押し倒される
肘で完全に倒れるのを防いだが 体勢は依然下に敷かれたまま
北海道
口内を指でかき乱される
にも関わらず いずく感じないのが不思議でならない
それどころか……あずましいとすら思えてしまう
舌の上で紙が溶けていくのを感じる
奈良
北海道
自分の拍動が耳の奥で響く
北海道
感じたことのない感覚に どうしたら良いかわからず先生を見上げる
奈良
奈良
紙は無くなったのに、指は中々出ていかない
北海道
堪らず名前を呼ぶ
…頭がぼんやりしてきた
北海道
奈良
口内を支配していた先生の指が ゆっくり出ていく
溶けた通和散とやらで 口の中がいっぱいだ
そんなことを思っていたら 先生が両手を揃えこちらに差し出してきて──
奈良
そう言った
少し体勢を起こし、言われた通りに 口から先生の掌へと零す
北海道
奈良
そんな恥ずかしげもなく……
北海道
奈良
北海道
せめて最初くらいサッパリしておきたい
奈良
奈良
獲物を捉えた肉食動物のような瞳で見つめられる
し、鹿せんべいのくせに〜〜っ
奈良
何も言わずに勢いよく立ち上がった
北海道
奈良
北海道
奈良
奈良
障子を乱暴に開け、この甘ったるい空気から 逃げるように外へ駆け出す
奈良
また子供扱いされた
熱くなった頬を冷ますように
さっきの指の感覚を思い出さないように
一人で暮らすには広すぎる家を裸足で駆けた
急に飛び出した北海道の背中を見送りながら1人思う
彼にはっきりとした自我が芽生えてから 百年と少しが経った
しかしまだ精神は幼いままである、と
奈良
今いる都府県は皆、旧国の時の記憶を持っている 人によってはそれ以前の記憶も──
純粋を装っている者も その実、内面は濁りきっているだろう
だが、まだあの子は真っ白だ
誰も開拓していない心を 自分色に染めるのは気持ちがいい
長らくこの感覚を味わうことができていなかった
ずっと幼いままであって欲しいと 願ってもそうならない
諸行無常、この世に変わらないものなんてない
ならばせめて あの子の心をこの手で育てようではないか
奈良
こちらへ戻ってくるあの子の足音を聞きながら考える
──さて、今夜はどう遊んだろか
糸冬